愛はここにある -changmin- (ページ30)

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理由は？ -cm- ページ30

CM「Aさん。今日この後時間ありますか？」

「・・・ごめんなさい」

CM「嘘付いてません？」

「付いてません」

CM「じゃ僕の目を言って下さい」

「・・・」

CM「話したい事があるんです」

「仕事の事ですか？」

CM「違います」

「なら・・・無理です」

CM「理由は？」

無理ですの一点張り
無理後いは出来ないから今回は俺が引いた

あの日・・・
トボトボと歩く姿をベランダから見ていた
彼女なら直ぐにでも駆け寄って抱きしめるのに

CM「Aさん？」

「・・・え？」

CM「聞いてました？」

「ごめんなさい」

CM「法要のセット教えて下さい」

「今日じゃないとダメですか？」

CM「はい」

「明日にして下さい」

CM「・・・わかりました」

上の空みたいに事務所に居る時は呆然としている
話し掛けても直ぐ返事は返って来ない

俺の変化に真っ先に気付いたのはユンホさんだった
やたらと話し掛ける俺に痛い程の視線を感じる事がある

競争心がないと言えば嘘になる
ユンホさんに取られるんじゃないかって焦る俺も居る

好きだと気付いたのに
振り向くどころか一歩も二歩も先に歩き
俺に駆け寄って来てくれない

家に帰れば明日こそ笑って話したいって思いながら身体を交わしたあのベッドで寝る

YH「好きなのか？Aの事」

CM「わかってるなら聞かないで下さい」

YH「告白はしたのか？」

CM「してません。ユンホさんとは違いますから」

YH「やっぱりバレてたんだ」

CM「Aさんの顔見たらわかります」

YH「そっか・・・」

CM「ユンホさんが身体だけの関係だったなんて驚きましたけど」

YH「最低だよな。俺。Aがあんな辛そうな顔ばっかりして・・・苦しめてたんだよな」

突然だった
でもユンホさんの顔を見る限り
ユンホさんも本気で好きなんだってわかった