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一大事 ページ15
私にとっての一大事だった
パソコンなんて苦手で簡単な作業しか出来ない
真っ黒になった画面
一人であたふたしてると事務所に入って来た
てっきりユノさんだと思ってたら
私の苦手とする彼だった
でも今はそれ何処じゃない
苦手なパソコンと戦いながらもう少しで完成しそうだったのに
一から始めるなんて気の遠くなる作業
CM「はい。これでいいですか？」
「良かったー！ありがとうございます」
CM「どういたしまして」
「パソコン詳しいんですね。良かったぁ、直って」
また馬鹿にされるんじゃないかと思ったけど
何も言わず自分のデスクに座った
最近の彼は何処か変だった
私に食って掛かる事もなく馬鹿にする事もなく
ただ言われた事を黙々とこなしていた
何とかパソコン作業も終わり
私も彼も同じタイミングで事務所を出た
CM「お疲れ様でした」
彼の何気ない一言だけど
今まで言われた事がない私は嬉しかった
認められたなんて大袈裟かもしれないけど
今までの事を考えると嬉しくて笑顔で挨拶をした
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作者名：CoCoa
| 作成日時：2013年4月10日 13時
