夢の中のエイン (ページ6)

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5.おれのひみつページ6

※Mingyu side

朝、起きるとため息を吐く。

今日も会えなかった、と。

でも仕方がないと思う。
SEVENTEENとしてデビューする前から歌やダンス練習を朝から深夜までしてるくらいなんだから、寝る時間もたかが知れてる。

彼女も去年、就職したって言ってた。
何の仕事かは知らない。
でも、前にメイクが面白いって言ってたし、その道なんじゃないかなと勝手に思ってる。

だったら、いつか一緒に仕事出来るんじゃない！？
なんて、国も違うのにそれこそ夢のまた夢だ。

MG「あーもぅ！何でもう朝なのかなー」

ガシガシと髪を乱しながらリビングへ向かう。

WN「何？寝足りないの？」

先に起きてシャワーを浴びたであろう髪の濡れたウォヌヒョンが上半身裸のまま自分のベッドに腰掛ける。

MG「違うー！もっと早く寝なきゃ会えないんですって！」

WN「あー…またあの妄想の話ね」

MG「妄想じゃない！絶対にAはいるの！実際に会ったんだから！！」

WN「会ったって11年も前なんでしょ？ロリコンなの？」

MG「違いますぅー！ちゃんと大人に成長してますぅー！」

WN「11年会ってないのに大人の姿って、やっぱり妄想じゃんww」

MG「もう！絶対違う！」

そのまま俺はシャワーを浴びに行った。

いつだったか、リビングで寝ぼけてAの名前を叫んで起きた時にメンバーには知られてしまった夢の話。

信じてもらえるとは思ってないけれど、だからと言って否定はしないでほしい。

夢の中だけど、この11年ずっと見てきたんだから！