夢の中のエイン (ページ11)

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10.日本へページ11

※Mingyu side.

コンサートやファンミーティングで日本へやってきた。

仕事はもちろん、観光とかもしたい！

でも、同年代の女の人を見ると自然と目で追ってしまう。
何処かでAの面影を探してる。

JH「キョロキョロし過ぎww」

MG「え？」

JS「日本に来てから、いつも以上に落ち着きないよ？ww」

MG「そんな事…」

JH「あるんだよ！観光楽しんでると思ったら、すーぐ女の人を目で追って！何？夢子ちゃん、探してんの？」

MG「夢子ちゃんって…」

今は準備の合間を縫って観光中、大通りに面したカフェで休憩がてらマップを見たりしている。

俺の夢の話は、宿舎のリビングで叫んだ時にいたメンバー(特にクプスヒョンとスングァナ)が面白半分に話回ったから全員知ってる。

当然、この2人はノリノリで聞いてきた。
いや、まさかのウジヒョンまで歌詞のネタになるとかで全員が乗り気だったな…

MG「いや、流石に…どこに住んでるとかもわかんないですし…」

JS「でも、同じ年くらいの女の人見過ぎだよ？」

このヒョンたちは初めこそもの凄くからかってきたけど、なんだかんだで俺の話を受け入れてくれてる。

何なら、Aの顔の特徴とかまで詳しく聞いてくれる。

あれ？これ、協力してくれてるようで面白がられてんのかな…？

JH「思ったんだけどさー。その夢子ちゃんを見つけたところで、お前はどうしたいの？」

MG「え…まず近況報告したい…かな」

JS「え！？夢の確認じゃないの？」

シュアヒョンは大きな目をさらにまん丸くさせて驚いた。

MG「え、だってお互い何してるかわかんないですし…」

JH「ふーん。で、次は？」

MG「…会いたかったって伝える…？」

JS「そこ1番じゃないんだねw」

MG「あ、そっか。そっちが先か…」

JH「シュア、ダメだ。こいつが後先考えてる訳なかったw」

JS「そうだねwせっかく日本に来たのに、また収穫なさそう」

何故かキャッキャッしながら話す2人を他所に考えてしまった。

会いたいけど…会えたとして、どこから話せばいい？

やぁ、夢振りだね！

違う。相手が夢を見てなかったら単なるおかしな人だ。

うわ、どうしよう！？会えた先を考えてなかった！

ひとしきりショックを受けたけど、集合時間になりそうだったので仕事に専念する事にした。