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《れらごあぁあ──》
唸り声が響き渡る前にディシビの頭部へ刀で一閃を書く｡
前頭葉を派手に斬られたディシビは数秒の間を置いて地面にひれ伏した｡
『ふぅ』
少し乱れた息を整える為にゆっくり深呼吸をする｡
この島で目覚めて数日｡
やはりディシビを斬る時の感覚は慣れないな｡
頭部を斬られて屍と成り果てたディシビを見ながらそう実感すると胃がひっくり返るような嘔気に見舞われる｡
『うっ･･･ぷ､おぇ､ぐっ･･････』
吐き出したい衝動を無理矢理抑えて喉まで出かかった吐瀉物を呑み込んだ｡
深く考えすぎると精神を殺られてしまう｡
私に今必要なのは足でまといにならない事､そして生きる為に最善を尽くす事だ｡
･･･が｡
やはりどうしても､とでも言うべきだろうか｡
このディシビの生態系が気になって止まない｡
何故ならこのディシビという人間を襲う生命体､姿形は人間と大差ないのだ｡
燎原区域･エリザベートにいた時も思ったが､まるでよくあるゾンビパニック映画のようにハシラビト島にいた大半の人々がディシビと化したような──
あれ
よくあるゾンビパニック映画って･･･確か人間をゾンビにするのはウイルスで､空気感染と襲われた時の接触感染って言うのがセオリーの設定じゃなかったっけ?
実際にゾンビというジャンルの創作物を嗜んでいたという記憶はないが､知識として植え付けられているのはそんな感じだ｡
そして大抵､元凶となる黒幕が存在しているのがオチで自然災害として描かれている作品は少ない｡
では､このディシビ達の大元は何なのだろうか?
･･･今は考えるだけ無駄か｡後からグルッペンさん達に聞いた方が早いだろう｡
『･･･』
しかし､しかしだ｡
さっきも述べた通りディシビの生態系を解明したくて堪らない｡
未知に対する好奇心､探究心､知識欲が刺激される｡
ふと､ディシビの血液が付着した刀の切っ先が視界に入った｡
無意識に指先で血液を拭い取る｡
血液の質としては赤黒くて高粘度のものだった｡
生ゴミのような､半分腐ったような不快な臭いが鼻腔を劈く｡
まるで生乾き状態になった人間の血だ｡
「Aッ！」
突如､すぐ近くで私の名前を叫ぶ声が聞こえた｡
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カンナ(プロフ) - こんな朝早くから失礼します＜(_ _)＞TwitterのDMっで一言って、具体的にはなんて言えばいいですか？ (2022年5月26日 4時) (
レス) @page13 id: 07b6abd3f4 (このIDを非表示/違反報告)
月影こだま(プロフ) - コメント失礼します。占ツクではもう作品の更新はしないのでしょうか…？ (2021年3月19日 8時) (レス) id: 9eebdd670f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - レーナ（アンテファン）さん» 申し訳ありませんが、ベッターに移行するため現在パスを掛けてる作品を公開する予定はございません｡ (2020年9月17日 0時) (レス) id: aa87cd0973 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - トリップか...うん。 のパスワードを教えてください（この作品に関係ないものですみません...） (2020年9月16日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
さくさくぱんだ - あ…好きです…貴方様の書く作品は世界観や主人公の性格など全てがどストライクです！これからも頑張ってください！ (2020年8月28日 18時) (レス) id: dde2f5b423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2020年2月24日 19時
