勝手に付けられた愛称 ページ50
グレーアッシュに青系のインナーカラーを入れた少し派手目な女性が､鬱の背中にもたれ掛かるようにして爛々と私を見つめている｡
「何ヶ月目!?どこで知り合ったの!?」
『彼女じゃないです｡友人未満の関係です』
ut「堂々と他人宣言された僕泣きそう｡てか姉貴はさっさと退けっ!!」
私の言葉に姉貴､と呼ばれた女性は少し驚いたように私と鬱を交互に見る｡
サングラスをかけているから明確には分からないけど多分彼女の目は見開かれているんだろうなと思った｡
「うっつんフラれてんじゃーん!!」
ut「は!?フラれてないわ､これからグッズグズに甘やかして堕とすんですぅ」
『は?殺すぞ』
私と鬱のやり取りが余程面白いのか､お姉さんはケラケラと笑い転げている｡
「ねねね!!君名前なんて言うの!?私うっつんの姉のユイって言うの!!」
『あーっと･･･西園･･･Aです』
「あやねる!!」
あやねる･･･!?
それはもしかしなくても私の愛称か･･･｡
まぁ関わる機会も少ないと思うから何でもいいけど｡
などと余裕こいていたらユイさんは私に抱きついてきて「一緒に遊ぼうよぉ〜!!」と言ってきた｡
まるでゾムを思い出させるような人懐っこい笑顔と声だ｡
今私が置かれている状況じゃなければ承諾しただろう｡
けど､この姉弟の容姿の良さやユイさんの声の大きさで私達は結構目立っている｡
もしあの男が尾けて来た張本人なら危険な状況だ｡
それにここで断ってもパッと見の性格上粘られそうだしな｡
机の件で口の硬さには多少の信頼がある鬱なら素直に話した方がスムーズに事が運ぶ･･･か?
ええい!迷っていても仕方ない!!
『あの･･･さ｡私学校出た辺りから尾けられてるだよね』
ut「･･･は?」
『だから今日はちょっと絡むの勘弁してほしいっていうか｡じゃ､また連絡するわ』
ut「待て待て待て待て待って!!とんでも発言して何シレっと帰ろうとしてんの!?」
慌てた様子で私の腕を掴み帰ろうとするのを阻止する鬱｡
ちっ､さりげなく帰ろうとしたけど流石に無理があったか｡
ut「それホンマ?警察は?」
『や､それっぽい人がいたんだけど確証無くてさ｡冤罪だったら申し訳ない所の騒ぎじゃないじゃん?』
私の言葉に､鬱は盛大なため息を吐いた｡
最近誰かにため息吐かれる事多いな私｡
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魔主役と言えば推し - 絵ぇぇぇぇうまぁｧぁあぁぁ！！！！！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: ea30576081 (このIDを非表示/違反報告)
脅威さんが好きなえる - rbrさんかわいい！隠しきれない圧倒的弟感、、、！ (2022年3月9日 3時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
える$MANDARA - zmzmスペシャル食べたいンゴ (2022年3月9日 2時) (レス) @page18 id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - ぴざる2号さんと同じくペ○ーワイズで爆笑しましたwおもろすぎやろwwあと推しの赤面で心臓を撃ち抜かれ、絵の上手さで弟子にして欲しいぐらいです…… (2021年10月25日 0時) (レス) @page50 id: 4aa0d1b896 (このIDを非表示/違反報告)
ぴざる2号(プロフ) - 保健室の〇二−ワイズで吹いた。面白いっす！あと絵上手いですね！尊敬します！ (2021年4月2日 16時) (レス) id: fa56edbecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2019年8月3日 17時
