打ち合わせしてるかのような墓穴の掘り方 ページ35
もっと早く保健室から出て行っとけば良かった｡
そもそも危ないからと言って眼鏡とマフラーを退けようとした親切心が要らなかった｡
と思っても後の祭りで､ただただ何事も無く彼女等が保健室から撤退してくれるのを望むことしかできない｡
もし見つかれば魔女狩り並の迫害は逃れられない｡
何故なら私は今ベッドの下だけどトントンさんに押し倒されている状況だから｡
ベッドの下だけど｡
その偏差値国宝級の顔面で「シーっ」て控えめに微笑みながらジェスチャー送られても困る｡
クッソこれだから顔の良い奴はよ･･･
「てかさー」
不意に､突撃訪問して来た女子生徒の内の一人が口を開いた｡
「あの転校生､どうするの?」
「西園さんの事?どうするって言われても･･･机の一件が鬱様にバレたんでしょう」
その会話に､私とトントンさんの空気がピシリと凝固する｡
おいおいおいおい待て待て待てコイツら一体何の話をしようとしてるんだ!?
トントンさんも「は?」みたいな顔してるし!!
頼むからここで机の話を出すな〜ッッ!!!!
「一週間何も言わずに逆らわないと思ったら･･･」
「きっとタイミングを見計らって鬱様に言いつけたのよ!!」
「そうとしか思えないわね｡もっとバレない程度に痛めつけてあげなきゃ」
そういうブラックガールズトークはもっと別の場所でやろうぜ!?
更衣室とかトイレとかさぁ!!?
私は黙ってんのにバラしてんのはお前ら自身なんだよなぁ!!?
「にしても昨日のアイツ､反応すごく面白くなかった!?」
「ね!足震えててさ〜泣きそうなの必死で堪えてて笑える」
そして女子生徒達は昨日の机事件の経緯をこと細かく口に出して笑っていた｡
男子が加担してナニがぶちまかれたとか､ナニが置かれていたとか｡そりゃもうご丁寧に｡
そして顔と顔の距離が数十センチしかないトントンさんはと言うと､今にも飛び出しそうなくらい怒っている｡
額に浮かんだ青筋が今にもはち切れそうだ｡
やばいやばいこれどうにかして流れを変えなきゃ｡
どうしようかと策を巡らせていると､とある作戦が脳裏に浮かんだ｡
はぁい→←俺には早いラッキースケベ tn side ※挿絵あり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2050人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
魔主役と言えば推し - 絵ぇぇぇぇうまぁｧぁあぁぁ！！！！！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: ea30576081 (このIDを非表示/違反報告)
脅威さんが好きなえる - rbrさんかわいい！隠しきれない圧倒的弟感、、、！ (2022年3月9日 3時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
える$MANDARA - zmzmスペシャル食べたいンゴ (2022年3月9日 2時) (レス) @page18 id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - ぴざる2号さんと同じくペ○ーワイズで爆笑しましたwおもろすぎやろwwあと推しの赤面で心臓を撃ち抜かれ、絵の上手さで弟子にして欲しいぐらいです…… (2021年10月25日 0時) (レス) @page50 id: 4aa0d1b896 (このIDを非表示/違反報告)
ぴざる2号(プロフ) - 保健室の〇二−ワイズで吹いた。面白いっす！あと絵上手いですね！尊敬します！ (2021年4月2日 16時) (レス) id: fa56edbecd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みー
| 作成日時：2019年8月3日 17時
