のらりくらりと ページ20
『･･･ふむ､好調なり』
翌日､午前六時｡
久しぶりに良質な睡眠を取れた私は同じ起床時間でも身体の具合が全然違う事を実感しつつ朝食作りに取り掛かった｡
ちなみにゾムはまだ寝てる｡
アイツ朝弱いから｡
朝弱いクセに私の面倒見て養いたいなんて三億光年早いわヴぁかめ!!!!
･･･ついでに弁当も作っといてやるか｡暴食野郎だから腹の足しにもならないだろうけど｡
『さて､今日も念の為早めに登校しときますか』
昨日の鬱の牽制で大っぴらに嫌がらせをすることは無いと思うけど､一応ね｡
石橋を叩いて渡るに越したことは無いから｡
まだスヤスヤと眠っているゾム宛にメモを書き残しソロっと家を出た｡
･
『ビックリするくらい何もしてこなかった』
登校して教室に入ると案の定机への嫌がらせも無く､暴言を投げかけてくる輩もいなかった｡
という感じで特に問題無く暇を持て余した私は校舎内をウロウロしている内に図書室へたどり着いた｡
ぶっちゃけ言って校舎と完全に独立した建物だから図書室と言うより図書館という表現の方が適切かもしれない｡
この建物を建てるのにどれだけの資金を費やしたのだろう･･･｡
この学校の資金源に若干引いたけど､本は好きだから心が踊る｡
琉球ガラスが張られた木製の黒い扉を開けるとギィィッと重く軋む音が聞こえた｡かなり年季が入ってるのかな｡
洋風レトロな内装の図書館は窓から太陽の光が柔らかく差し込み幻想的で､おとぎ話の世界に足を踏み入れた感覚だった｡
イギリスのボドリアン図書館に足を踏み入れたらこんな感覚になるのだろうか｡
館内に人の気配は無く､シンッとした静寂に包まれていて､本が湿気を吸ってカビが生えた香りが充満している｡
そして夥しい蔵書数に感嘆の意を示しながら館内を歩いていく｡
いや本当にこれ国立国会図書館の蔵書数と張り合うんじゃないかな､ってくらい規模がすごい｡
ここの本って貸出とかしてないのかな?
と､独り言を呟こうとしたその時､突然背後から声をかけられた｡
??「あの､西園さん･･･ですよね?」
驚いて声が聞こえた方へと振り返ると､そこには見覚えのある人物が立っていた｡
同じ生徒会員だけどまだあまり関わったことのない一学年上の先輩｡
『あ･･･エーミールさん?』
em「はい､おはようございます」
エーミールさんは戸惑っている私に対し､柔らかく優しい笑顔で挨拶をしてくれた｡
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魔主役と言えば推し - 絵ぇぇぇぇうまぁｧぁあぁぁ！！！！！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: ea30576081 (このIDを非表示/違反報告)
脅威さんが好きなえる - rbrさんかわいい！隠しきれない圧倒的弟感、、、！ (2022年3月9日 3時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
える$MANDARA - zmzmスペシャル食べたいンゴ (2022年3月9日 2時) (レス) @page18 id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - ぴざる2号さんと同じくペ○ーワイズで爆笑しましたwおもろすぎやろwwあと推しの赤面で心臓を撃ち抜かれ、絵の上手さで弟子にして欲しいぐらいです…… (2021年10月25日 0時) (レス) @page50 id: 4aa0d1b896 (このIDを非表示/違反報告)
ぴざる2号(プロフ) - 保健室の〇二−ワイズで吹いた。面白いっす！あと絵上手いですね！尊敬します！ (2021年4月2日 16時) (レス) id: fa56edbecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2019年8月3日 17時
