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コンテナを開ければ日用必需品から食料まで様々な物が入ってきた｡
そして皆はテキパキと物資の掻き分けを始める｡
「このコンテナ武器めっちゃ入ってんじゃーん｡」
「それに缶詰多いな｡煙草も入っとるし」
ワイワイと話しながら物資をバックパックに詰めていく者と､周囲にディシビがいないか警戒する者が自然に別れた｡
作業が滞るようなタイミングで話かけるのは気が引けるがこのまま突っ立っていても仕方がない｡
『私は何をすればいい?』
「ではこちらを手伝ってもらってもいいですか?」
私の問いかけにDコンテナを物色していたエーミールさんが返答してくれた｡空のバックパックをいくつか持ち数メートル離れたDコンテナに向かう｡
中を覗けば食料品や武器の備品の山が見えた｡
「すみません､初参加で疲れているのにこんな簡単な作業までやらせてしまって･･･」
『気にしないでくれ｡簡単な作業だからこそ手伝いたいんだ』
エーミールさんと短い会話を交わし目に入る食料や弾倉を詰めていっていると､ふと開けられていないダンボールが目に入った｡
内容物を確認する為にガムテープを剥がして中身を見てみると､恐らくは日用品に部類されるであろう品物が詰められていた｡
具体的には避妊具であるゴム製品と､男性が自慰行為の際に使用するひょうたん型のアレ｡
両方とも正式名称は控えておこう｡うん｡
という羞恥心はさて置き､やはりこういうのは必要なのだろうか･･･｡
いや､必要なんだろうな｡性 欲は三大欲求の一つだからどこかしらでガス抜きはしなきゃいけないし｡
『なぁ､これってやっぱ持ち帰る必要あるのか???』
隣で作業をしていたエーミールさんにそれとなく聞いてみる｡
「はい?どれですか･･･って､えっ」
特に深い意味の無い､YESかNOの答えしか想定してない質問だったから困惑の声が聞こえてきたことに首を傾げた｡
約五秒から十秒間､彼は私の手に握られているひょうたん型のソレとゴム製品の外箱を凝視している｡
『あっ･･･』
質問する人を間違えたな､と気づいたのはエーミールさんの顔が真っ赤に染まり上がってからだ｡
確実に相手を間違えた｡
こういう質問は鬱さんの方が適していたかもしれない｡
めちゃくちゃ気不味い空気が漂い､互いに硬直したまま無言の十数秒間が流れていった｡
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お星 - お久しぶりに見たらすごくなんかなんかねえっと発狂したうん！ (2020年9月26日 14時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 更新されてたからまた来ましたけど、超面白い……超好き( 超唐突 ) (2019年10月10日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
まんまる(プロフ) - すごく面白いです…。続きが気になります！応援してます！無理しない範囲で更新してくれると嬉しいです！楽しみに待ってます！ (2019年7月28日 20時) (レス) id: 6af86988b7 (このIDを非表示/違反報告)
注射器(プロフ) - d！でこういう話は新しいですね…。文章も読みやすく、ストーリーも続きが気になるような素敵なもので凄いです……。 (2019年7月24日 18時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - ふぁー！！！はよ続き読みたいです！！！チノたんも居るの嬉しいです！！！！！マンちゃんの事さらに好きになりました(( (2019年7月12日 2時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2019年7月10日 0時
