【ﾀﾞ!】らっきーすけべがーる

救世犬 ページ14

kn「おいグルッペンええ加減にせぇよ｡A嫌がっとるやんけ」

険悪なムードを破ったのは意外にもコネシマだった｡
私とグルッペンさんの間に立つように割り込み噛み付く勢いで威嚇している｡

gr「お前には関係の無い事だゾ」

kn「関係大アリやわ｡俺はAと昼飯食う約束してんねん邪魔すんな」

『私とコネシマは昼飯を一緒に食うほどの仲に発展していた･･･?でも私断ったよね?』

kn「おまっ!そこは合わせろよ!!」

あ､そういうことね｡
コネシマお前そんな頭悪くて大雑把そうな見た目してなかなか策士な行動を･･･だがしかし!!!!

『いや私から関わるなって言っておいてこんな時だけ利用すんのは嫌なんじゃあ』

kn「セリフの前結構失礼な事考えてなかったか?ん?」

あれ見透かされてる何でだ｡
君のようなカンのいいガキは嫌いだよ｡ガキじゃなくて犬･･･救世犬･･･狂犬?
まぁどっちでもいいか｡

『コネシマと昼飯食うか否かは別として生徒会室には行かないからな』

gr「会長命令だ」

『はっ､行かないね』

また私とグルッペンさんの間に火花が散り始める｡
権力があれば人を動かせると思ったら大間違いだぞ｡

kn「チッ､じれったい」

ため息をつきながら舌打ちをしたコネシマはそう言うなり私を担ぎだした｡
え何こいつ情緒不安定??

グルッペンさんやオスマンさん達もキョトンとしている｡

kn「悪いけど､コイツは渡せんわ!!」

満面の笑みで言い放ったコネシマは私を担いだままダッシュで教室から出ていった｡
いやどこに向かうおつもりなんすか

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