ホンマにクソ ページ9
「転校生だからって調子乗らないでくれる?」
「どうせコネシマ様に取り入って生徒会に入ろうっていう魂胆でしょ?」
「それにあんたみたいな奴がコネシマ様を呼び捨てってどういうつもり!?」
「本当に卑しい女ね!」
『親の顔より見た現象』
HRと一限目が終わり休み時間｡
私はクラスの女子生徒五人くらいから呼び出され人気のない廊下で立っている｡
内容は糞程どうでもいい事だった｡
この学校内において生徒会は絶大な権力を持っている｡
全員がどこかしらの有名な御曹司や跡取りらしく､顔もいいからモテてファンクラブまであるんだとか｡
どうやらコネシマもその内の一人らしい｡
『いや君らの目が節穴すぎてビックリだわ｡別に私から話しかけた訳じゃねーしコネシマも私に対して呼び捨てだったでしょうが』
「んなっ･･･!?」
『コネシマの事が好きなのか､単にイケメンが好きなのか､はたまた権力が好きなのかは知らないけど･･･君らの私怨を私に向けないでくれ』
本当にダルい､そういうの
てか女嫌いのコネシマは煩い女とか一番嫌いなんじゃないの?知らんけど
そもそも転校生だから調子のってるっていう発想が意味わからん｡
「あんたねぇ生意気なのよ!!!!」
『いやウケる』
反論を予想してなかったのか､リーダー格っぽい女子生徒はワナワナと肩を震わせ手を振り上げる｡
どうやら私をビンタするらしい｡
『悪いけど君らとしょうもないキャットファイトする気ないから』
そう言ってヒョイと避けると空振りのせいで女子生徒はバランスを崩しコケてしまう｡
『自業自得､あるいは因果応報ってね』
この時､煽るのに夢中になったのか､他の女子生徒への注意力が散漫になって油断していたのかは知らないけど･･･
「〜〜!!!!あんたなんか!!!!!!!!」
死角にいた一人の女子生徒が私の肩を突き飛ばした｡
おそらく頭に血が上って後先のことを考えていなかったんだろう｡
私の身体は浮遊感に襲われた｡
当たり前だ､私は今フワリと宙に浮き階段から落ちようとしているとだから｡
『あ､やべ──』
十五段くらいの階段であまり高さは無いが当たりどころが悪かったら骨折くらいはするだろうか｡
そこまで覚悟したが私の身体が重力に従い落ちる瞬間は一向に訪れない｡
何故なら──･･･
??「あーあー､大丈夫?」
幸の薄そうな黒髪イケメンに身体を支えられていたから｡
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淡々目ン？ - 初めて見ましたがすごく良いと思います！応援しています。更新頑張って下さい！あやや (4月8日 20時) (
レス) @page13 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - イラスト好きです！ (2023年2月5日 18時) (レス) @page2 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
える＠しっかりと国民＿zmさん推し - 文才ありすぎ、、、 (2022年3月9日 2時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
える＿脅威さん推し - イラスト好きです！内容好きです！結論：作者さんすちはぁと(( ←良い精神科知ってますよ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
るき(プロフ) - 長々とすみません、これから続きも楽しく読ませていただきます。失礼しました！ (2020年6月8日 7時) (レス) id: 24bdf70a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2019年7月9日 16時
