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『むーん・・・』

近くの自販機で買った紙パックジュースのストローをガジガジ噛みながらAは小さな呻き声をあげた。

虎杖と釘崎が入っていた廃墟をボーッと眺めながら『ここに棲みついている呪霊ちゃんは4級・・・良くて3級くらいかな』と考えていた。
五条と伏黒の会話によると虎杖は元々運動神経が超人の域を超えているし、釘崎は経験者だからそんなに時間が掛からないかな、と。

いやむしろ1秒でも早く終わってほしい、というのがAの本音だった。
というのも、いくら今日が1日休みとは言っても翌日の朝2時から県外へ出向く任務が入っていたのだ。
夕方に帰宅したとして、後は報告書を書いて部屋の掃除をしてお風呂に入って仮眠を取ったらすぐ次の仕事に行かなければならなかったからだ。

『(これは悟君にクレープ奢ってもらっても罰は当たらないのでは??)』

五条の方をジッと見ながらどんなクレープを奢って貰おうかと考えていたらAの視線に気付いたのかバチリと視線が合う。

「なになにA、ストロー噛みながらそんな熱い視線送ってくるなんて・・・もしかして欲求不満!?ラブホ行く!?」

『いやクレープ食べたいなって。それにもし仮に欲求不満でも悟君に相手してとか言わないから安心して』

「首吊った」

真顔で遠回しにフラれた五条は目に見えるように落ち込んだ。
Aに悪意がない分、普通にフラれるより余計なダメージを負ったようだ。

そうこうしている内に、廃ビル最上階付近からズルンッと呪霊が飛び出してきた。

「祓います」

「待って」

出てきたのは目がギョロギョロしており茶色いマリモのような巨体に手足が生えたような呪霊だ。
虎杖と釘崎にやられたのか呪霊は右腕を欠損している。

『可愛い!!』

バッ!と立ち上がったAは目をキラキラさせながら叫んだ。
あまりにも突拍子の無い発言をした為、五条と伏黒は「え?」と言いたげな表示をAに向けた。
しかし呪霊がAは達を視認する前に釘崎の術式で祓われてしまった。

『あ〜・・・ちょっと愛でたかったんだけどな』

「愛でたかったって何ですか!?」

『あ、悠仁君と野薔薇ちゃん戻ってきたよ!おかえり〜2人とも!!!』

伏黒からのツッコミを華麗にスルーし戻ってきた虎杖と釘崎に向かって手をブンブンと振り出迎えた。

・・・・・・3→←第5話



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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ・・・ありがとうございます!!じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです!不定期更新ですが頑張ります!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です!!!!!!更新頑張ってください! (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!イラストとても、お上手ですね! (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みー | 作成日時:2021年2月27日 1時

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