第5話 ページ8
そして、とある廃墟に移動してきた5人。
六本木観光をすると思っていた虎杖と釘崎は「嘘つきー!!」「六本木ですらねー!」「地方民を弄びやがって!」と叫びながら絶望の雄叫びをあげていた。
「いますね、呪い」
『いるねぇ、呪い』
怒っている虎杖と釘崎を他所に、伏黒とAはそんなオウム返しのような会話をした。
「でかい霊園があってさ、廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生したってわけ」
五条がこの場所の説明をし終えると虎杖が「やっぱ墓とかって出やすいの?」という疑問をぶつける。
「墓地そのものじゃなくて墓地=怖いって思う人間の心の問題なんだよ」
「あー学校とかも同じ理由だったな」と伏黒の説明に虎杖は納得の意を示した。
その後特急呪物を飲み込んだ事を釘崎に説明したり、虎杖に呪具・屠坐魔を渡したりなど一通りの説明をした後、虎杖と釘崎の2人で廃墟ビルに入ることになった。
どうやらここが虎杖と釘崎の東京での初陣の場となるようだ。
『私は2人のサポートに回ればいい?』
と提案したが、五条からは伏黒とAはここで待機と言われた。
『私何の為に呼ばれたんだろ?』と疑問に思う優だった。
――――――――――――――――
「・・・やっぱ俺も行きますよ」
虎杖と釘崎の姿が見えなくなると伏黒が教師2人に対してそう言った。
「無理しないの病み上がりなんだから」
『そうだよ〜休める時に休んどかなきゃ。でも気遣いできてえらいね』
「「は?好きなんだが」」
周辺に座り込んだ3人は虎杖と釘崎が入っていった廃ビルを眺めながらそんな会話を交わす。
五条曰く今回試されているのは野薔薇の方だと言うことだが、何故自分が呼ばれたのかというAの疑問が深まった。
『・・・ね、悟君。私今日何で呼ばれたの?私に1年生紹介するだけなら別の日でも良かったんじゃない?』
「え?僕の癒しの為に呼んだけど?」
『マジすか』
想定外の答えにAは廃ビルを見据え小さな溜息をついた。
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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ・・・ありがとうございます!!じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです!不定期更新ですが頑張ります!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です!!!!!!更新頑張ってください! (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!イラストとても、お上手ですね! (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みー | 作成日時:2021年2月27日 1時