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『こらこら友達を叩いたらダメだよ恵君。悠仁君もそんな簡単に「結婚を前提に」なんて言葉使っちゃダメ』
めっ!と幼子を宥めるようにそう言えば2人とも若干不満気に拗ねてしまった。
それにしても呼び出した五条本人はどうしたのかと考えていると背後から「おっまたせ〜」という軽い口調の男が現れる。
この男こそが昨日Aに連絡してきた五条悟だ。
『悟君お疲れ様。上の人から意地悪されてない?大丈夫?』
「好きぴが尊すぎてしんどい結婚しよ」
『冗談言ってないで、今日はもう1人の1年生と合流するんでしょ?さっ、早く行こー!』
自然な流れでAに抱きつこうとする五条だったがサラリと躱されてしまった。
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A side
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集合場所から少し場所が変わって竹下通り。
そこにはモデルのスカウトをやっていた男性にガラ悪く絡んでいる女の子がいた。
あの子が最後の1年生で原宿集合というのは彼女の希望らしい。
また少し移動してコインロッカーに荷物を預け、私達に向き直った彼女は自己紹介を始めた。
「釘崎野薔薇。喜べ男子、紅一点よ」
真顔でそう言うと恵君からは「ウザ」という心の声が見て取れる。
私は数少ない女の子だから嬉しいけど。
そう、この世界はただでさえ人手不足!
女子生徒と一緒に買い物するのが生きがいの私にとって高専の女子生徒は貴重なのだ!!
「お〜いA、自己紹介君の番だよ〜」
『はっ!ごめんねボーッとしてた!!』
これから野薔薇ちゃんとのキャッキャウフフ女子生活を想像していたらいつの間にか悠仁君と恵君の自己紹介が終わってしまったようだ。
『初めまして野薔薇ちゃん、春薗Aって言います!可愛い女の子が来てくれて嬉しいよ!今度一緒にショッピング行かない?』
「ふぁっ・・・」
我慢ができず野薔薇ちゃんの手をギュッと握ると、野薔薇ちゃんは返答せずプルプル震えている。
・・・ハッ、これはまさか「テメェ初対面で馴れ馴れしくしてんじゃねぇ」っていう怒りの現れでは!?
顔も若干赤くなってるし絶対これ怒ってる!
『ご、ごめんね初対面でこんな事言われたら嫌だよね。ショッピングだって仲良くなってから誘うのが普通なのに・・・』
「嫌じゃないです!行きます行かせて頂きます!てか行かせてください!!」
『ホント!?やったぁ〜!』
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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ・・・ありがとうございます!!じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです!不定期更新ですが頑張ります!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です!!!!!!更新頑張ってください! (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!イラストとても、お上手ですね! (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みー | 作成日時:2021年2月27日 1時