第2話 ページ4
No side
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平日の昼間。
足立区某廃墟にて。
廃墟は晴れている昼間でも薄暗くどんよりしている。
普段なら人も寄り付かないが、今日は廃墟から少し離れた空き地に車が1台停まっておりスーツを着た男が1人佇んでいた。
程なくして廃墟から女が1人出てきた。
「春薗さんお疲れ様です。お怪我はありませんか？」
『潔高君お疲れ様。私は大丈夫だよ。待たせちゃってゴメンね』
任務として呪霊を祓い終わった特急呪術師、春薗Aは男に挨拶を交わすと後部座席に乗り込んだ。
『本当にごめんなさい。他の仕事もあるのにわざわざ送迎してもらって』
「いえこれが仕事なので。それに後回しにしたら五条さんや七海さんに殺されてしまうので･･･」
苦笑いでそう言った伊知地にAは『あ〜はは･･･あの2人は相変わらずだねぇ』と苦笑いで返答する。
Aが特急であるにも関わらず先輩に当たる呪術師達は過保護なのだ。
今日のように自分を後回しにしてでも全ての任務に送迎を着けたがる。
「そうそう春薗さん。預かっていたスマホですが五条さんからの連絡が凄いことになっています」
伊地知が差し出して来たスマホの画面を見て『わぁ』と短く声を上げた。
通知や着信があったらどうしても気にしてしまう性分な為、任務中は街中のコインロッカーで保管しておくか補助監督に預けていることにしているのだ。
スマホの画面には「五条悟」と記された人物からの着信やLINEの通知が凄まじいことになっていた。
軽く100件は超えているだろうか。
『う〜ん今から掛け直しても怒られちゃうかなぁ。怒った時の悟君、怖いんだよね』
怒られるかも、と思ったAは分かりやすい程ションボリしている。
社会人としてすぐ連絡を折り返すのは常識だとA自身理解はしているが、それでも少し愚図っている姿は幼子に見える。
「推測ではありますが、先日現れた"両面宿儺の器"についての話かと。秘匿死刑が執行猶予付きになりましたので」
伊地知の言葉にAは目を丸くした。
この界隈、異常事態などがあればすぐ連絡が来るのだが、"両面宿儺の器"の件なんて聞いてないからだ。
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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ･･･ありがとうございます！！じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです！不定期更新ですが頑張ります！！ (2021年3月1日 18時) (
レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです！！ (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です！！！！！！更新頑張ってください！ (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！イラストとても、お上手ですね！ (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2021年2月27日 1時
