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『私は悠仁君の所へ向かうから、2人はとにかく脱出を優先して・・・それと』
釘崎と伏黒に指示を仰ぎ、少し悩ましげにしながら『念には念を入れたいし・・・仕方ないよね』と呟きながら持っていた錫杖をシャンッと鳴らした。
『出番だよ、
名前を呼ぶとスズズッと地面から人の姿形をした何かが現れる。
「人の姿形をした何か」と言えば語弊が生じるだろうか。
尼僧の姿をしているソレが見えている釘崎と伏黒には気配諸々を含めて人間にしか見えなかった。
式神。
まだ知識が浅い術師ならば真っ先にそのワードが思いつくだろう。
しかし呪力は明らかにAの物とは違う。
媒介無しでの召喚だから呪霊操術か?と伏黒は思ったが、
『玉犬ちゃんがいるし伏黒君なら大丈夫だと思うけど。野薔薇ちゃんも怪我してるし念の為ね。あっ、この術式は他言無用だよー』
後半の言葉を形容しがたい圧を感じたのか、釘崎と伏黒は戸惑いながらも無言でコクリと頷いた。
そのやり取りを横目で見ていた
「それで?命令内容はなんですの?」
『さっき言った通り。2人を最短ルートでこれ以上怪我を負わすことなく脱出させて。脱出するのが最優先だから一々呪霊の相手はしなくて大丈夫』
「なるほど、私の術式が打って付けという事ですのね。本当人使いが荒い方ですわ」
『それじゃ、私は行くから2人をよろしくね〜マザーハートちゃん!』
未だ戸惑う釘崎と伏黒を置いて、
Aが召喚し会話がスムーズに交わせるとはいえ、その場に気まずい空気が漂った。
「なぁアンタ・・・式神と呪霊、どっちだ?」
「あら、私がそんなモノに見えまして?おかしいですわね、人外の成りはしていないと思いますけど」
その回答に「じゃあに・・・人間??」と呟くと
「言っておきますけど私と彼女に関する一切の情報は言えない縛りとなっておりますので探っても無駄ですわよ。そんな事より行きましょう、モタモタしていたらAさんが到着するより先にご友人が死ぬかもしれませんわ?」
ふっ、と
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みー(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» はわわ・・・ありがとうございます!!じゅじゅ夢小説初出しなのでめちゃくちゃ嬉しいです!不定期更新ですが頑張ります!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 雪マカロンさん» 初コメありがとうございます^^*夢主イラスト載せようか迷ってたんですけど、嬉しいです!! (2021年3月1日 18時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - だ い す き です!!!!!!更新頑張ってください! (2021年2月27日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!イラストとても、お上手ですね! (2021年2月27日 12時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みー | 作成日時:2021年2月27日 1時