▽ いちにちめ ページ3
.
朝、
ちゅんちゅんと鳴いている雀をぼーっと縁側に座って見ているAに私は声を掛けた
「Aさん」
『しのぶちゃん?』
隣いいですか?と聞くとどうぞ!とかえってきたので座る
私は持ってきた団子や饅頭などを真ん中に置いた。
Aさんはみたらし団子より餡が乗っている方が好きだって言ってたから、それを持ってきた。
「一緒に食べません?」
『たべます!』
いただきますと言ってから団子を1口頬張るAさん
おいひ、と笑う姿は可愛らしくて笑みが零れた
「…Aさん、貴方は本当に後3日後に…」
『鬼になるよ』
『…言ったでしょ、去年の会議で。』
わたしはそうですね、と言った
『ねえしのぶちゃん』
「はい?」
『誕生日祝ってね』
はい、と消えそうな声で返事をした
私が隊士になった時からAさんは仲良くしてくれていた人で
『“しのぶちゃんは笑顔が可愛くてとっても素敵ね”』
『“でも私笑顔以外の表情も好きだなあ、”』
その言葉、私にはとても嬉しかった。
また、大事な人を無くしてしまうの?
.
303人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふー(プロフ) - 短編集でここまで感動した作品は初めてでした。涙がとまりません(><) (2019年9月7日 0時) (レス) id: fcf02ffa3b (このIDを非表示/違反報告)
ふぉと - いい作品だぁあ!!! (´;ω;`)ぁぁぁあ!!! (2019年9月5日 17時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(プロフ) - いい作品です、、泣いてしまいました泣 (2019年8月31日 22時) (レス) id: b7c5b25082 (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 涙腺崩壊.......(´;ω;`) (2019年8月30日 21時) (レス) id: ef6ea16959 (このIDを非表示/違反報告)
ふうわ(プロフ) - 夜さん» 泣いてくれたのとても嬉しいです!読んで下さりありがとうございました! (2019年8月28日 16時) (レス) id: 3b265a82ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふうわ | 作成日時:2019年8月22日 7時