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プロローグ ページ1
「(私にも春というものが来ました!!)」
誰に投げかける訳でもない言葉を心の中で叫ぶ、心の中での独り言は私の癖だ。
ご飯が貰えるという理由で、ある大きな建物…ルチウス師匠によれば、ここは学校という勉強をするところらしい。
ただご飯を貰いに来ただけだと言うのに私は。
学校の敷地内で迷っていた時に私たちのように、
いや…猫よりも大胆に外で横になり気持ちよさそうに眠っている。
綺麗で美しく、初めて目にした時、猫の本能を忘れ魅入った軽々と舞う水色の生き物。ルチウス師匠に教えてもらったその正体…モルフォチョウと同じ、毛色をした彼を見つけた。
途端に心臓が跳ねて、今でも彼のことが頭から離れなくなってしまった。
ドキドキが止まらなくなって落ち着かない、そんな出来事をルチウス師匠に話してみれば、それは恋ということが分かった。
ルチウス師匠の言うことは絶対である。
1度だけでなく胸の高鳴りは続いている。
これは恋。
彼からするお魚のいい匂いがするのが
何よりの証拠だ。
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作者名:ひよ子。 | 作成日時:2020年7月2日 9時