笑えない少女と笑顔にしたいヒーロー達の話【ヒロアカ】 (ページ6)

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５話ページ6

テストが終わり、皆んなクラスに戻ろうとしていた。

相澤：緑谷、Aはちょっと残れ

先生に私と緑谷君(？)だけが呼ばれた。
少しの不安を抱え、蛙吹さんや三奈ちゃん達から離れ、先生の所に向かった。

相澤：A、緑谷の怪我治してみろ

貴女：え

急に相澤先生から緑谷君の手を差し出された。
緑谷君も驚いた表情をしていた。

相澤：完璧にとは言わん、できる限りの治癒をしてみろ

貴女：…はい

そっと緑谷君の指を握り、治癒を開始した。

緑谷：す、すごい！

２０秒ほどで緑谷君の怪我は完全に治った。

相澤：緑谷、動かせるか？

緑谷：はい！痛みもありません、ありがとうございます！

緑谷君は私に深くお辞儀をした。

貴女：いえ！お役に立てて良かったです！

相澤：まさか本当に完璧に治すとはな…もう教室戻っていいぞ、急に悪かったな

貴女：いいえ、そんな

緑谷：ありがとうございました

そして私と緑谷君は微妙な距離感で少し話をしながら教室に戻った。