笑えない少女と笑顔にしたいヒーロー達の話【ヒロアカ】 (ページ11)

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９話ページ11

入学して８ヶ月が過ぎて、季節はもう冬。
冬休みも近付いてきて、クリスマス会をしようという話になった。

切島：やっぱメジャーに誰かんちとかでやるか？

耳郎：でもと遠い人とか大変じゃんね

葉隠：相澤先生の家！

相澤：…入れん

皆んな：(入ったら入れてくれるのか…)

上鳴：じゃあカラオケとかでいんじゃね？

芦戸：あー！それいいかも！

葉隠：じゃあ、１２月２４日に□○カラオケ集合ね！

inAルーム

貴女：う～ん…

私は口もとをどう隠すか、と困っていた。

貴女：マスクも取っちゃったし…ずっと手もおかしいよな…

カラオケとかクリスマスとか楽しい行事は好きだけど、またぎこちなく笑ってしまいそうで怖かった。

貴女：…あ！マフラー巻いてればいいんだ！

クローゼットを開けたら、丁度いいものを見つけてた。

貴女：よし、これで行こう！

『ガチャ』

母：さっきから何１人で喋ってるのよ？

貴女：お母さん、クリスマスにクラスの皆んなでクリスマス会することになったの！

母：そうなの、それで張り切ってたのね

貴女：張り切ってた訳じゃないけど…

母：何？好きな子でもできた？(･∀･)ﾆﾔﾆﾔ

貴女：違うよ！ただ楽しみなだけ！

母：ふふっ良かったわね、楽しんで来るのよ

貴女：うん

私は１２月２４日が楽しみで仕方がなかった。