Ｓ級ヒーローは雄英卒業者 (ページ1)

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ぷろろーぐページ1

今日、私はめでたい事に雄英高校ヒーロー科を卒業した。

この3年間、ヒーローになるためのイロハを教えて貰った。

沢山苦しい事もあった。中にはトラウマになりかけたこともあった。

でも、

それを埋めるように沢山楽しい事を経験した。

このA組には感謝してる。

就職進学それぞれ進む道は違うけれど

最終的には私含めやっぱり皆「プロヒーロー」になる。

だから寂しくはない。

今もこれからも友であり、ライバルだ。

上鳴電気「これからクラス会やっから、お前ら絶対遅刻すんじゃねーぞ!!!」

峰田実「分かったかぁ！女子達!!!」

切島鋭児郎「爆豪！お前も絶対来いよ！」

爆豪勝己「ﾁｯ」

…やっぱり二度と会えない訳じゃないけど、ちょっと寂しいな。

クラス会が終わり午後7時

急いで駅に行き新幹線に乗る。

私は慣れない土地に慣れため、今日からアパートで一人暮らしだ。

もう粗方荷物は片付けてるし後は私と少しの荷物が移動すればOK

我ながら抜かりなしである。

ちなみに私の進路は就職にした。

1年生の体育祭の成績で当時NO.3のウィングヒーローそして、私の実の兄「ホークス」にスカウトされた。

いつかは尊敬する兄を超える凄いヒーローになるために

…そうこうしてるうちにアパートの最寄り駅に着いたらしい。

ドアが自動で開いた。

新幹線を降りる。

降りたと同時に眩い光が私を覆った。

思わず目を瞑る

若干空気が変わった…？

恐る恐る目を開ける

まだ光の余韻があって視界が白いが

これだけは分かる

「…………降りる駅間違えた……？」

おおおおおおおお落ち着け私ぃ？

ヒーヒー(深呼吸)

というか、

目の前に広がる光景は駅とは言えない。

というか、駅なのか？

驚くことに振り返ると線路らしきものがないのだ、

ここだけじゃない。

建物が崩壊している
いや、それよりも人の気配がないのである。

いや、でも最寄り駅合ってた。確かに合ってる。

んーーー…

汗が止まらない

とりあえず…

「散策開始！！」