背景 未来の君へ ページ4
緑谷side
戦線との全面衝突の凡そ数日前、インターン最終日を迎え雄英に戻った僕らは荷物を置く時間も貰わずに雄英内の会議室に通された。
そこには公安の人が何人かいて、誰かと電話をしたり頭を抱えたりしていた。
A組だけでなくB組、2年3年のヒーロー科までもが集合している中で公安の人は話し始めた。相澤先生とマイク先生は急用があるとか何とかで居らず、最低限で大人数の会議が開かれていた。
「いまさっき樋口Aが公安に来ました、そして我々に牙を向きました
我々はこの2年の間樋口Aを徹底的に観察し手元に置いていました。
そして近年になり日本の情勢は悪化し我々は樋口Aの協力が必要不可欠だと判断しました。協力を仰いだつもりが、つい先程樋口Aは我々に契約破棄を告げました。
敷いては皆様方には樋口Aの処分を折り入ってお願いに参りました」
偉く難しい言葉で浴びせられたその端的な文章に、僕らは唖然する前に理解が出来なかった。
元々Aくんがワンネスでは無いかという話はあった。だけどそれはもう昔の話のはずだ。
「樋口Aはワンネスです。間違いありません。」
誰かが質問をする訳でも反論する訳でもなく、ただ黙々とその人が話す事を理解しようとしていた。
「これから樋口Aに置ける過去をお話しましょう。まず話すべきなのは、彼の家族の事でしょう。全てはお話出来ませんが、説明に必要な部分のみを限定させて頂きます。」
焦った様子は誰にでも感じ取れた。だからか、誰も話を遮ることなく座ったまま聞いていた。
「彼の父親は公安の潜入捜査官でした＿＿＿＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
その人が話したAくんの過去はきっと1部なのだろう。
感情移入したら呼吸が出来なくなりそうで、僕は空いた口が閉じなくなったまま唖然としていた。
「彼は泣き叫んで喉が潰れ自傷行為を繰り返し、身体も心もボロボロだった。
我々は彼に過去を捨て新しく出来た里親と共に"普通に生きる"ことを提案しました。
だけどその頃にはもう、彼は壊れていた。
私たちはただ、あの子に普通に生きて欲しかった」
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アマノ(プロフ) - .....さん» いつもありがとうございます!!よろしくお願いします！ (2022年11月27日 10時) (
レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - れさん» 本当にありがとうございます！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 10時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 前に読んで大好きだった作品でずっとずっと探してて今日やっと見つけました、、、泣ここまで一気読みしちゃいました！！！！ほんとにだいすきです！！！！！主人公くんが幸せになりますように。応援してます！！！！ (2022年11月20日 3時) (レス) @page1 id: c4c8977258 (このIDを非表示/違反報告)
..... - またまた続編おめでとうございます！！！いつまでも応援しております！！！！ (2022年11月20日 0時) (レス) @page1 id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマノ | 作成日時：2022年11月19日 21時
