地獄は一本道 ページ21
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手に残る鈍い銃の感覚。耳には発砲音が鳴り響いていた。
不思議と罪悪感は無かった。これで誰かに恨まれようと、兄を殺したも同然のコイツを一度殺すことが出来た。
目の前には光のない目をうっすらと開いて倒れている相澤がいて、飛ばした他の奴らが唖然とした顔で近くで立ち止まっていた。
銃をそこら辺に放り投げ、相澤に歩き寄り脇の間に足を入れるような形でその死体を見下ろす。
銃弾は見事に額に当たっており、脳ミソの中を駆け抜けたようだった。脳の中は摩擦で燃焼し脳信号が送られなくてショック死、もしくは本人の願望による思い込み。人は思い込みで死ぬほど脆い。
死体を舐め回すように上から下まで観察する。
俺なら銃で撃たれて死ぬのはゴメンだな。
手を伸ばし、相澤の眼球を一つほじくり出す。意外と固く、指を目の裏まで入れて力を入れないと取れなかった。死後硬直というやつか、瞼も固くなっていてそれも弊害になっていた。
相澤の黒い目を、自分の目の前に持ってくる。
少し乾燥しているな、出したから？あぁ、相澤はドライアイだったな。
兄ちゃん、やっぱ死体は暖かいうちに限るよ。
物を観察する時にはじっくり見ることが大切である、そう小学校の先生が言っていた。
上を向き、半分無理やりに俺は相澤の目を飲み込んだ。そう別腹への収納だ。
「なっ、にしてんだ、」
そこでやっとヒーロー側が声を出した。プレゼントマイクの声で、苦しそうな声であった。
視線を向けると何か異様な物を見ているかのようにこちらを睨むヒーロー。
酷いな緑谷出久、お前までなんて顔で俺を見るんだ。轟焦凍も、爆豪勝己も。
「ワンネス様！」
その空気を壊したのは、応援に来た部下らだった。
「あっ...れぇ...それイレイザーヘッドですよね
殺したの...ですか？」
『悪い。』
「あ、え、参っちゃうなぁ。なぁ？」
「あぁ、困るなぁ。教祖が居なくなったら面倒だよ、」
「そうだよなぁ。でも決めたのワンネス様本人だし、」
数人の部下は彼らだけで話し合った後に俺に銃口を向けた。
1人が発砲しそれを最小限の動きで避ける。
『は？』
「あのねぇAさん。私らが欲しいのはね、美しく綺麗なトップなんです。汚い手をした我々を、その綺麗な手で慰める。それ以上に清いものはないのです。
あんたの手は汚れちまった。
あんたのこと
もう要らねぇわ」
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アマノ(プロフ) - .....さん» いつもありがとうございます!!よろしくお願いします！ (2022年11月27日 10時) (
レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - れさん» 本当にありがとうございます！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 10時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 前に読んで大好きだった作品でずっとずっと探してて今日やっと見つけました、、、泣ここまで一気読みしちゃいました！！！！ほんとにだいすきです！！！！！主人公くんが幸せになりますように。応援してます！！！！ (2022年11月20日 3時) (レス) @page1 id: c4c8977258 (このIDを非表示/違反報告)
..... - またまた続編おめでとうございます！！！いつまでも応援しております！！！！ (2022年11月20日 0時) (レス) @page1 id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマノ | 作成日時：2022年11月19日 21時
