塞翁が馬 ページ44
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気持ちが晴れないまま宿に戻った。ご飯を食べ終わったミルコさんは布団の上で携帯をいじっていた。
「お！おかえり〜」
『ただいまです』
「なぁ今さ〜ホークスとチームアップ組んだんだけど」
『チームアップ？いいじゃないですか、内容は？』
「それがさ、コレ見てよ」
携帯を差し出され受け取る。ホークスからのメールだった。
『えぇ、なんすかコレ』
「ははっ！あいつらしいよなぁ！」
そこには場所と時間だけしか書かれていなかった。
『ってこれ』
件名：飯食いに行こ、奢るよ
『全く、』
「ははは！！よくあることだ！！」
よくあんのかよ
「ってことで明日九州行くぞーおやすみ！」
『え？ここ青森』
有無を言わさず眠りについたミルコ。ホークスもミルコも我が道を行くタイプだなぁ。
やれやれと思いながらも敷かれた自分の布団に座る。魂はそんなに消費してないし睡眠を取った方が疲れそうだ。
空いてる窓に止まった鳥。
『なんだどうした』
手を出すとそこに留まった鳥。
『んだよ』
その鳥は猫の姿になった。
ご名答、ワンスである。
こいつは俺から離れるのが苦手らしく、朝起きると居なくなっていた俺を探して来てくれたそうだ。拗ねているが。
外行こ。そう思い立ち上がって静かに宿を出る。ワンスもこちらを時々見上げながら着いてくる。外に出るやいなやワンスはすぐさま俺の姿になった。
『そういやお前、話せんのか？』
すると首を横に振るワンス。
『でもみんなに伝えたんだろ？言葉で』
首を縦に振る。
『なるほどね』
一時的に話せるだけか。進化と言っても1歩ずつ。まだ道のりは長そうだ。
『お前はドクターに造られたんだよな。意思関係なく俺の相棒にさせられて悔しいよな』
首を傾げるワンス。わかんないか。
『俺は雄英の皆を裏切る。あと数週間もしたら俺はヴィランになる。』
覚悟は出来ている。
俺から家族を奪った罪だ。当たり前の罰だ。
＿＿＿いじめられた？笑って流すのがカッコイイ人よ！
母ちゃんはいつもそう言っていた。
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アマノ(プロフ) - レインさん» そう言っていただき嬉しいです！ありがとうございます！夢主くんの容姿は決めておりません、、皆さんのお好きな容姿で読んで頂けたら幸いです！ (2022年8月22日 13時) (
レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - ろかさん» 本当ですか、少し直しますね！ありがとうございます！ (2022年8月19日 13時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
ろか(プロフ) - 行間開きすぎて少し読みづらかったです… (2022年8月19日 10時) (レス) @page5 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - とても面白いです！この小説の更新を毎日楽しみにしています。これからも、頑張って下さい！ (2022年8月15日 22時) (レス) id: ba2a238c1f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - yonaさん» 本当ですか！？感謝の限りです！これからもよろしくお願いします！ (2022年8月8日 13時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマノ | 作成日時：2022年8月6日 21時
