バレたら怒られるよ委員長 ページ27
・
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
いきなり電話がかかってきて、驚いて応答ボタンを押してしまった。
『、はい』
〈あ、もしもしAくん？〉
緑谷の声だった。後ろで峰田が｢俺の時は出なかったくせに！｣と騒ぐ声もする。ごめんよ、峰田没収されてたんだ。
『うん、そうだよ』
〈元気になったんだぁ！良かった！今ね、飯田くん達と向かってるんだ
お見舞いして行こうと思って、その、良い、かな〉
『ははっ、お見舞いは許可制じゃないよ』
〈！ふふ、ありがとう 待っててね、もうすぐ着くから！〉
電話の向こうで峰田や蛙吹の声が聞こえる。緑谷の事だから大勢連れてきそうだな。
『じゃ、切るよ』
〈うん！またね！〉
『うん、またね』
そう言って電話を切った。
窓の外で木が揺れるのを見た。
ふと換気しようと思い、立ち上がり窓を開けた。涼しい風が拭いた。そういえばもうすぐクリスマスだ。
クリスマスかぁ、弔に何かプレゼント送ろっかな。いややめとこう。戦線の利になることをやろう。王の役に立てることをしよう。
そんな事を考えていると、病室の扉がノックされた。
『はい』
「入るね」
緑谷の声がして、ゾロゾロと病室に入ってくる。
「元気、そうだね」
「よ！来たぜー」
峰田が一番乗りに入ってきて、それに続くように緑谷、麗日、蛙吹、飯田と来た。大人数だ、。
「これお見舞い！」
美味しそうに実ったイチゴが机に置かれる。
『おお、美味しそうだね』
「今が旬だからね！」
「俺はリカバリーガールの所にいたから見ていなかったが、君が死んだと聞いた時は心臓が止まったよ」
飯田がカバンから練乳を出しながら言う。
練乳、、
「看護師さん達には内緒だからな」
峰田にそう言われて頷く。イチゴを取って練乳をかけて口に入れる。
「美味いか？」
『うん、美味し』
それを聞き皆嬉しそうにした。
『皆も食べよ』
「えいいの？」
「遠慮なく！」
「こら峰田くん！1度は遠慮というものを」
「私も遠慮なく！」
「麗日さん？！」
賑やかになりつつある病室。
俺が死んでいた間の授業内容を教えて貰ったり、ヒーロー基礎学での轟の面白発言などを語ってもらった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アマノ(プロフ) - レインさん» そう言っていただき嬉しいです！ありがとうございます！夢主くんの容姿は決めておりません、、皆さんのお好きな容姿で読んで頂けたら幸いです！ (2022年8月22日 13時) (
レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - ろかさん» 本当ですか、少し直しますね！ありがとうございます！ (2022年8月19日 13時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
ろか(プロフ) - 行間開きすぎて少し読みづらかったです… (2022年8月19日 10時) (レス) @page5 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - とても面白いです！この小説の更新を毎日楽しみにしています。これからも、頑張って下さい！ (2022年8月15日 22時) (レス) id: ba2a238c1f (このIDを非表示/違反報告)
アマノ(プロフ) - yonaさん» 本当ですか！？感謝の限りです！これからもよろしくお願いします！ (2022年8月8日 13時) (レス) id: 764eda8f4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アマノ | 作成日時：2022年8月6日 21時
