俺の話【ヒロアカ】 (ページ6)

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学級委員の話ページ6

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まだ日が昇らない朝3時、目覚ましが鳴る前にAは目覚めた。

『あ"ぁもう、』

また同じ悪夢を見てしまった。

汗がびっしょりで何故か息も切れ切れ、思い出したくもない昔の光景が何度も何度も甦る。

切り替えだ、とシャワーを浴び制服に着替えた。

『やっべぇ、この笑顔ならマジでいけるわ』

鏡の前で学校で作っていた笑いを作った。

『"行ってきます"』

朝5時、その一言を放ち家を出た。

監視してくる人にイラつきつつ、コンビニで朝御飯を食べて学校に向かった。

そして朝6時、学校に着き机に突っ伏した。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「樋口また寝てね？」

「ははっ昨日と同じだ。」

「寝かせとこうよ」

『もう起きたよ。おはよう。』

「おはよう樋口くん！」

「起きてたのかよ！寝てると思ってた！」

『ふっなんかごめん。』

「おい席に、着いているか。

今日は＿＿＿＿＿」

「(また臨時テスト......！？)」

上鳴を初めとする大勢がそう心配し硬直するも

「委員長を決める。」

「｢｢｢｢｢｢｢学校っぽいの来た！！｣｣｣｣｣｣｣」

相澤の言葉に笑いと共にガッツポーズが溢れた。

面倒臭ぇそう思ったAは頬杖を着いて口内炎を何度も噛んだ。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

投票が進む中、Aの元に相澤が来た。

「昼休み職員室に来てくれ」

なんの話だろうか。嫌だ、なんて我儘も言えない。

『あれ、何か悪いことしましたっけ、』

頭の後ろに手を当てて気まずそうに苦笑うAに相澤が言った。

「いや、配布するプリントを運んで貰いたいんだ。」

『あぁ、そうですか。分かりました！』

なんだそれだけか、と力を抜く。

正直、この担任には嫌われているしこちらも嫌いだ。悪いことはまだしてないし、プリントを運ぶだけだ。

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