俺の話【ヒロアカ】 (ページ49)

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荼毘とひと段落話していたら義爛の元へと着いた。

「！そいつは」

『義爛、荼毘だ。荼毘、こっちは義爛だ。』

「おい、お前が紹介してくれるんじゃないのか？」

『俺は雄英に行ってるんだぞ？ワンネスとしての活動もある。考えろよ。』

「俺はお前を信用したんだ。こいつじゃねぇ」

子供みたいに拗ねる荼毘、死柄木よも面倒くさそうな人に声をかけたなと実感した。

「あと1人いるんだろ？ワンネス」

『あぁ、これから探してくる。検討はついているからね。』

「気を付けなよ。」

義爛と荼毘が話している間に席をたち、もう1人の元へと向かった。

連続失血死事件、その容疑者のトガヒミコだ。

『血って美味しいの？』

「！！」

血を吸っているトガヒミコの後ろに離れて立っていると、驚いたような顔をされた。

そのまま逃げたから体力の限界まで追いかけ回した。

「はぁ、はぁ、怖いです！ストーカーです！！」

『俺は話そうって言っただろ？』

「雄英の制服です！信用しません！」

『俺はワンネス、情報屋として通ってる。』

「あのワンネスさん？」

『知ってる？』

「当たり前じゃないですか、有名な人ですもん」

『俺が貴女に、トガヒミコに居場所をあげる。』

「！居場所、？」

『好きなだけ血を吸って暖かい寝床で優しい仲間と、穢れた世界を壊す。君の理想じゃないのか？』

「！！そんな上手い話ないでしょ、」

『信じないのは勝手だよ。でも、後悔するのは俺じゃなくて貴女だ。』

「！行きます、でも、信頼するかは別の話です。」

『いいさ別に。行こう。』

トガの腕を掴んで歩いていると段々軽くなる。抵抗せずについてきてくれているみたいだった。

『義爛、トガヒミコだ。』

「！連続失血死事件の容疑者の？」

「よろしくです！！」

『あれ荼毘は？』

「散歩しに行ったよ。さぁトガヒミコ、話をしよう。」

「あとはよろしくお願いしますね義爛。」

「分け前は6,4」

『7,3だ。』

「ははっ、分かってるさ。」

『そういうジョークは好きじゃない』

なんともアメリカンな事を言いながらAはその場を離れた。

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