俺の話【ヒロアカ】 (ページ46)

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公安での話ページ46

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『すみません、遅れました。』

通された部屋には担任である相澤、校長、公安のお偉いさんがた、そしてオールマイトがいた。何となくだが、なぜこんなに人がいるのかは想像が着く。

「いきなりで悪いわね」

公安の人に手招きされてその人の机の前に立つ。

「体育祭、凄かったじゃない。」

『ありがとうございます、』

「貴方は、ヒーローを恨んでいる？」

『、いえ。とんでもない。救って頂いたようなものですから。

滅相もない。』

本音を押し込み偽りの笑顔で相手が心地よくなる答えをする、それが信頼してもらう1番の方法だとAは思っている。

「貴方、ヒーローになるつもりはある？」

『ヒーローになる、、いえ、それはないですね。将来は医療関係に就きたいと思ってます。』

「！意外ね。なんで医療関係？」

『俺の個性、結構使い勝手が良くて人を救えるんだってこの前知ったんです。俺自身も助けられているし、人のために使うって気持ちいいじゃないですか。』

別にそんなこと思ってないけど。たしかに医療関係になって人の身体いじるのは楽しそうだが、やはり人を救うという響きが好きになれない。

あまりにもありふれた言葉で応答をするAは異物を見る目で見られている。こういう目に囲まれることは多かった、だが未だに好きではないし慣れそうにもない。

「そう。今、なんのための質問か分かるわよね。」

『はい。今後の俺への対応ですよね。』

「そうよ。その力でまた暴れられたら被害は尋常じゃなくなるわ。貴方がいくら、成長して賢くなったとしてもね。もう庇ってくれる家族はいないのよ。家族だけじゃなくて受け入れてくれる場所すら無くなるわよ。」

暴れたらタルタロスに入れられる。追ってくるヒーローがいる。受け入れてくれる場所はある。それをわかった上での煽りだ。家族のことを言われたらAは怒るだろう、そうしたら監視を増やして行動を逐一確認できる、そう考えているようだった。

『分かってます。任意ではないといえ、反省しています。』

公安のトップとAの間に火花が散っている。

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