俺の話【ヒロアカ】 (ページ43)

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〈ワンネス、樋口Aくん。君の実力はさっき見せてもらったよ。良い力だね。

何度も言うみたいで悪いんだけど、僕の元に来るつもりはないのかい？〉

『ない。俺はヒーローにもヴィランにも成り果てるつもりはない。』

〈あぁそうだったね。君の父親のことは済まなく思ってるんだ。刑が執行される前に助けようと思っていたんだがなんせ暴れるほどの力もなくてね。〉

『黙れ！早く俺を返せ！』

〈まぁ待ってくれ。1ついい事を教えてあげよう。

君ならもっと上のステージに進める。僕が何でも好きな個性をあげよう〉

『要らない！お前は！お前らはいつもそうだ！何かを差し出すからこうしてくれ！自己中心って言葉を覚えておけ！』

〈元気がいいね。父親似かな？君の父親は素晴らしい個性を持っていた。君は突然変異種だよね。僕の元に来たら父親の全てを教えてあげよう。〉

知りたい。でもダメだ。本能がこれ以上立ち入るなと言っている。戻れなくなる。進めなくなる。

＿＿樋口！今日遊びに行かね！？

なんでアイツらが出てくるんだクソ腹立つ。

焦りか苛立ちか、Aの鼓動が早くなった。

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