俺の話【ヒロアカ】 (ページ40)

今日:22 hit、昨日:31 hit、合計:191,203 hit

・ページ40

・

『俺が笑う理由？んなもんねぇよ。

強いて言うなら__』

＿＿騙すため。

とは流石に言えない。

『あーー、オールマイトみたいな、ヒーローに、、』

目を逸らして首の裏を掻きながらそう言うと鼻血を流している爆豪が睨んでくる。

「テメェ、ヒーローになるつもりねぇだろ。分かんだよっ」

痛がりながらも立ち上がった爆豪。

「お前の目には何も写ってねーんだよ。

なんでここに来た！

なんでヒーローを目指してんだ！！」

そう言ったかと思ったら再度、爆豪はAを押し倒していた。

「答えてみろ！！」

なんでヒーローを目指しているのか。

Aにとってその質問は屈辱だった。ヒーローなんか、なりたくない。

＿＿はぁ、あのねぇAくん。君ヒーローになりたいとか言ってたけど、君の場合人間どうこうから学び直したら？

ヒーローは、俺から全てを奪った。

『......ははっ...負けたよ爆豪。降参。』

両手をあげて言うと爆豪に怒りが湧き出る。

「ッざけんな！！」

「樋口くん降参のため！優勝！！爆豪勝己くん！！」

ミッドナイトが声をあげると爆豪の勝利に歓声があがった。

「テメェ！！最後まで戦え！！逃げんな！！」

それでも爆豪は怒鳴り続けていた。

『......うるせぇ』

先生に引き剥がされAは治療のために医務室へ向かった。暴れる爆豪はミッドナイトが眠らせたそうだ。

・