俺の話【ヒロアカ】 (ページ34)

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トーナメントの話ページ34

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「峰田さん上鳴さん！！騙しましたわね！？」

八百万の怒る声が響く。

そこではA組女子のみがチアの服装をしていた。八百万の個性で作ったらしい。

「良い。」

「最悪ですわ峰田さん！！」

張り切っていたり落ち込んでいたり、喜怒哀楽が溢れるA組であった。

〈さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション！！それが終われば最終種目、進出4チーム総勢16人からなるトーナメント形式！！1対1ガチンコバトルだ！！〉

ガチンコバトル、第1試合は芦戸らしい。

『よろしくね。芦戸』

「よろしく！絶対勝つからね！！」

『うん。頑張ってね』

レクリエーションの時間、Aは観客席で皆が楽しむ姿を微笑んで見ていた。

〈ヘイガイズ！！アァユゥレディ！？頼れるのは己のみ！ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ！わかるよな！！心·技·体に知恵知識！総動員して駆け上がれ！！〉

第1試合は緑谷と普通科の心操。心操の問いかけに答えた緑谷は完全停止した。

『尾白、心操の個性って洗脳？』

「！うん、そうだよ、、あいつの問いかけに答えたら洗脳されるんだ、」

『へぇ、凄い個性だね』

「え？樋口って洗脳できないの？」

『え？ははっ出来るに決まってるじゃん』

「ですよねー知ってましたー」

「逆に樋口って何できないの？」

その口ぶりはまるで何でも出来るかのように思える。

『俺の個性はさ、そんな簡単に使っていいもんじゃないわけね。何をするにも原料となる俺の魂を削る必要がある。心操の何倍も精密なんだよね。』

「えっじゃあテレパシーとかは！？」

『テレパシーとか読心とかは他人と魂が繋がってる必要があるからまだ無理だよ。』

「よく分かんねぇけどすげぇんだな。わかった。」

上鳴と話していると爆風が届いた。

「えっ今の緑谷！？指弾いただけだよな！！」

『うん。そうだね。』

緑谷の個性の詳細は悪い意味で謎だ。蛙吹曰くオールマイトに似てる、だそうだ。

その勝負は緑谷の勝利で終わり、続く瀬呂対轟も轟が圧倒的な力を見せて瞬殺した。3回戦のB組の塩崎茨対上鳴電気も、上鳴が瞬殺負けして方がついた。

次の試合、どんなものかと皆期待していたが始まったのは15時にテレビでやるような宣伝だった。確かに便利そうなサポートアイテムだとは思う。

にしても売り込み根性が凄い。

『行ってくるよ』

「私も！負けないからね！」

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