俺の話【ヒロアカ】 (ページ28)

今日:27 hit、昨日:30 hit、合計:191,177 hit

・ページ28

・

「さーて！第二試合よ！私はもう知ってるけど何かしら！？言ってるそばからコレよ！」

第二試合は騎馬戦。

Aに与えられたポイントは195P、そして一位の緑谷には1000万P。一位にならなくて良かったと安堵したAだった。

「交渉時間は15分よ！」

交渉時間、Aの元には一位の仲間だと狙われやすい、だからといって近寄り難いあの二人もな、そう考えた人たちが押し寄せていた。

個性の相性を考えるとAと合うのは攻撃系の個性の持ち主。

「樋口。俺と組めや。」

『うん。イメージ通りだ』

爆豪、切島、瀬呂と組んだ。騎手は勿論爆豪、右後ろにAが立ち先頭の切島の肩を掴む形となった。

〈よォーし！組み終わったな！？準備はいいかなんて聞かねぇーぞ！！〉

「いいか、テメェはとりあえずカバーしとけ。」

『はいはい』

〈スターーート！！〉

その合図と共に緑谷が狙われだした。

「調子乗ってんじゃねぇそクソが！！」

勿論爆豪も便乗するわけで。

落ちそうになる爆豪をキャッチした瀬呂。

ミッドナイトの判定はセーフ、これでアウトになるわけがない。なったら困る。

『ははっ取れなかったのか爆豪！』

「うっせぇ！これからだわ！！」

そう言うもその後も緑谷の点数を取れることはなかった。

『爆豪！避けろ！』

「あ"？！」

爆豪が避ける前に、誰かが爆豪のハチマキをかっさらっていった。

「単純なんだよA組。」

『あ、爆豪取られてんじゃん』

「黙れや！！」

「ミッドナイトが第一種目と言った時点で予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいとは思わない？だからおおよその目安を仮定しその順位以下にならないよう予選を走ってさ後方から＿＿＿＿＿」

話が長くなりそうだ。そう考えたAはそっと気配を消した。それに気が付いたのは肩に置かれてた手の感覚がなくなった切島だけだった。

喋っているそいつの背後に回って首に付けられているハチマキを根こそぎ奪った。

「はっ！？話してるんだけどっ」

『馬鹿の話は長い、ってね。』

「よくやった樋口！！」

『楽勝！』

・