俺の話【ヒロアカ】 (ページ26)

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位置につく。殆どが先頭に集まる中、Aは最後尾にいた。

〈位置についたな！？んじゃ、〉

カウンドダウンが進み、

〈スタｱｧーート！！〉

スタートが切られた。

『狭っ』

混み合うトンネル状でAは足止めされていた。

『ﾁｯ』

舌打ちをしたかと思うとAは壁を蹴りあげて進んで行った。

〈あいつ！壁走ってんぞ！？〉

壁を走っている間、地面が凍り出した。轟が凍らせたようだった。だが幸い壁まで凍らなかった。

トンネルから出ると当たり前のように轟の氷を避けているA組。

『だよね！』

「轟のウラのウラをかいてやったぜ！ざまあねぇってんだ！！くらえ！オイラの必殺GRA＿」

技を使おうとした峰田に何かがぶつかった。

〈さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め！第一関門ロボ・インフェルノ！〉

んだその名前、そう思いながらもAはロボットに向かっていった。

轟が凍らせた瞬間を見計らい間をすり抜けた。もう少し遅かったら下敷きになってただろう。

〈第一関門チョロいってよ！！んじゃ第二はどうさ！？落ちればアウト！！それが嫌なら這いずりな！！〉

這いずるようなダサい真似は絶対にしたくないAは助走をつけて綱の上を走った。

〈Wow！A組樋口どうやって走ってんだ！？〉

『角運動量保存の法則です！！』

〈えっ..角運動...なんだって！？〉

なんて言っている間にもAの足は反対側の地面についていた。

数歩先には轟と爆豪が競り合って走っている。

〈そして第三関門！！一面地雷原！！怒りのアフガンだ！目と脚酷使して避けろよ！！〉

確かによく見れば避けられる仕組みになっている。轟ですらゆっくりと進んでいる。爆豪には関係がないようだ。空が飛べるっていうのは何とも便利な個性だ。

空を飛べない訳では無いが、今はまだ個性を使いこなせていない。異形になる方が近道だ。

だが異形になるのはまだ無理だ。

あ、フツーにいい事思いついた。

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