俺の話【ヒロアカ】 (ページ23)

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雄英体育祭の話ページ23

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体育祭までの数日間の間、警察やヒーローの間からワンネスの情報が消えた。ヴィラン連合の黒霧が関係性のあるものを盗んだからだ。

体育祭、Aには好成績を残す必要がある。

疑われないようにするためだ。いい結果を出せばその分、あいつスゲェ！とかインターンうち来い！とか言われるからだ。つまり、尊敬される。

内通者と分かった時点で人生が終わるだろう。

尊敬されれば庇ってくれる人も増える。

つまり！勝つということは安全に繋がる！

「樋口さん！訓練一緒にしませんか？！」

「どうよ！爆豪と轟以外来るって！」

『行く。』

そう思ったAは筋トレから個性伸ばしまで、八百万や切島などと共に訓練した。

体育祭当日、駅で会った切島と学校へ向かった。

「いやぁ、流石に緊張するよなぁ」

『はは。そうだね。』

「えっお前でも緊張すんのか！？」

『失礼な。俺だって人間だぞ？』

切島と他愛もない話をしているうちに着いたA組控え室。

「おはよう！！」

「｢｢｢｢｢｢おはよ！！｣｣｣｣｣｣」

切島の挨拶に皆大声で答える。

『元気だね。』

「よ！樋口ぃ〜」

『休みがいなくて本当良かったよ。』

そんなことを言っている間に先生が登場のために控え室に呼びに来た。

伝えに来た先生が去り、立ち上がろうとすると轟が話し始めた。

「緑谷」

「轟くん、何？」

「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。

お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが

お前には勝つぞ」

緑谷を真っ直ぐ見てそう言った轟、ピリピリした空気に気まずくなる。

「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかは、わかんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に敵わないと思う客観的に見ても。

でも！皆他の科の人もトップを狙ってるんだ。僕だって遅れを取るわけにはいかないんだ。

僕も本気で獲りに行く！」

そういう緑谷をAはジッと見ていた。

「お前にも負けねぇからな。樋口。」

「僕も、負けないから。」

「俺だって負けねぇよ！！」

意気込む爆豪、轟と緑谷にAはフッと笑った。

『うん。頑張って』

そう言って扉から出ていくAの姿を見るクラスメイトは

「んだ？ふざけてんのか」

イラついていたり

「どういう、意味なんだろ」

疑問を浮かべていた。

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