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「何、あれ、」
誰かの声に相澤が声を荒らげた
「ひとかたまりになって動くな！！13号！生徒を守れ！」
「え、？入試の時みたくもう始まってるよパターン、？」
「え、まじで？」
『違う。ヴィランだ。』
もしかしたらヴィランではないのかも、その期待はAの冷淡な声に打ち消された。
「先生！侵入者用センサーは！？」
「勿論ありますが、」
『それだけ用意周到に立てられた計画があるってことだ。』
淡々と話すAに相澤はゴーグルを付けた。
「上鳴、お前の個性で連絡試せ！」
「っス！」
無駄だと分かっているAも本心を隠すために真面目な顔をした。
「先生！一人で戦うんですか！？」
相澤を心配する声があがる。
「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
そう言い広場に行った相澤。その相澤を心配する声も、黒霧の登場によって己の心配へと変わっていった。
「はじめまして。
我々はヴィラン連合、僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英に入らせて頂いたのは、
平和の象徴に息絶えて頂きたいと思ってのことでして。本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず......ですが何か変更あったのでしょうか。
伝えられた情報とは違いますね」
一番後ろにいるAと目が合う。
オールマイトがいないのはこっちだって想定外だ、
さぁどうやって彼らの信頼を取り戻そうか。
またはまだ失っていないのか。
「その前に俺たちにやられることは考えt ｸﾞｴｯ」
勢いよく飛び出した切島と爆豪の襟を引っ張り引き寄せる。
「テメェ！離せや！！」
『邪魔！』
「あ？！」
爆豪が怒鳴ってくる間に、黒霧はAらを囲んだ。
詳しい計画は知らされていないものの何となくの予想はつく。
Aは片手ずつに誰かを掴み黒霧から逃れた。
「っありがとう！樋口くん！」
「助かった！」
麗日と飯田だった。他にも残った生徒はいた。
「おや、こんなに残りましたか。」
『目的はなんだ。』
分かりきっていることを聞くのは効率的じゃない、分かっているが身バレ防止のための処置。
「あぁ、実はですね。貴方、
.
我々の殺害リストに載っているんです。」
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿えぇ、
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作者名：アマノ | 作成日時：2021年8月29日 22時
