俺の話【ヒロアカ】 (ページ14)

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時は進み、U.S.Jに向かうバスの中、Aはこの距離を走った自分がバカみたいだと窓の外を眺めていた。

「＿＿＿＿＿そういやさ！樋口の個性ってなんだ？」

いきなり話を振られ焦ったが、落ち着いて話し出した。

『俺の個性は魂干渉、その名の通りだよ。』

「じゃあ昨日みたいな攻撃しか物理攻撃は出来ないのか、」

顎に手を当てて呟く緑谷。

『それは違うよ緑谷。俺の個性でなら物に魂を宿すことも出来るし何度だって生き返ることもできる。それこそ武器に魂を入れたらどうなると思う？』

「えっ、とても凄いと思う、！！そんなことも出来るんだっ、凄いね！」

興奮する様子から本心を言っているようだった。純粋な気持ちに少し嬉しくなった。

『はは、ありがとう。

個性に有利も不利もない、自分が有利になるようにすればいい。

戦闘とはいかに相手を飲み込むかだよ。』

「おい。」

あぁはいはい。黙りますよ。

戦闘とかどういうものか、その言葉を遮った相澤がどういう思考をしているのかAには理解できなかった。

「もう着く。準備をしておけ。」

『はいはい』

「はいは１回だ」

『はーい』

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U.S.Jに着くと13号が待っていた。

なんの変哲もないこの建物内でこの後何が起こるのか、

Aですら想像していなかった。

「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ご清聴！ありがとうございました！」

拍手を送ると嬉しそうに笑っている麗日を見た。

確か、ファンらしいね。さっき言ってたけど。

「水難もあるのね、腕が鳴るわ」

隣でそういう蛙吹

『そうだね。水難訓練、、できるといいね。』

あくまで今は一生徒、思ってもいない言葉を口にするのはそう難しいことではなかった。

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