俺の話【ヒロアカ】 (ページ12)

今日:21 hit、昨日:31 hit、合計:191,202 hit

・ページ12

・

「樋口！飯食いに行こうぜ！」

「爆豪は帰っちまったし、人数少なくてよ！どうよ？」

『ごめん！俺行かなきゃいけない所あるから！』

切島と上鳴と瀬呂の誘いを断り、足早に家に帰った。

『んで？』

早足に帰った理由。それは

〈直接会って話がしたい。〉

着信が恐ろしいほど来ていたからだ。

『監視がある、行けない。』

〈家にいて、黒霧が迎えに行くから〉

『！、分かった、』

電話の主はヴィラン連合と名乗るやつらだった。

ヴィラン連合に入った訳では無い、ただの情報元であるAがアジトに呼ばれることは今まで無かった。

『...何するつもりなんだよ』

少なからず不穏な空気は感じ取れた。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「ようワンネス」

『なんだ。』

「お前も俺の仲間になれよ」

『断る』

「は？」

突然の誘いに即答すると不機嫌そうな返事が返ってきた、その様子を見ると入ると確信していたようだった。

『俺に利はないだろ。』

死柄木の目を見て冷たい声色でそう言うと死柄木が目を見開いた。

『そっちは利があるのかもしれないけど、俺には無いから断る。』

見下すように喋るAに相手は呆れながら話を遮った。

「はぁ、、分かった分かったもういい黙れ。

明日、雄英を襲撃する。電気系の個性がなくて情報が漏れてしまう可能性があるんだ、
お前出来んだろ？警報機を壊すの。」

『壊せと？』

「そうだよ。」

『幾ら払える？』

「10万ある。」

『少ないな。』

「仕方ないだろ、警報機を無効化させるだけの仕事だ。仕事の割には」

『もう少しあげてくれ。学費と生活費で手一杯なんだ。』

「この前新しい靴買ってたろ.....20＿」『30万だ。』

押し付けるように言うと、死柄木が黒霧の方を見た。目を逸らした黒霧に舌打ちをして頷いた。

「.......分かった振り込んどく。」

『話が早くて助かるよ。襲撃するのはU.S.Jだろ？』

「そうだ。」

『分かった、午後の授業だな。無効化させておくよ。』

「そのために金を払ってるんだ」

『フッ分かってるよ』

「黒霧、もうコイツ返せ」

「はい。」

黒霧と呼ばれる男が近付いたかと思うと、既に自分の家にいた。

『フハッまた儲かったなァ』

その笑顔はまるで悪役＿＿＿＿

.

いや彼は悪(ヴィラン)なのだ。

・