サボりが生き甲斐ドクササコ短編集 2

さらばドクササコ……！ ページ14

A))ねぇ、雑渡さん

雑渡))何だい？

何故か私の部屋で雑炊をすすっている雑渡さんに自分がいれた茶をすすりながら聞いてみる

A))机の上に置いといた袋を知りませんか？

雑渡))知らないよ〜

A))ちょうど雑渡さんが雑炊を置いている位置に置いていた筈何ですが…

少し首をかしげて聞いてみるも彼の口からは「知らない」の一言だけが返されるだけで半分(今までが今までだから)疑いつつも「そうですか」とだけ返した。しかし

A))弱ったなぁ……

いや、マジで。だってあの薬って

雑渡))君さぁ…さっきから思ってる事、口に出し過ぎるから注意した方が良いよ？

A))聞かれても雑渡さんなら( ˘ ω˘ )大丈夫だ 問題ない

雑渡))泣くよ？

A))寧ろ泣くところを見て見たいo(`･ω´･+o) ﾄﾞﾔｧ…！

雑渡))酷いw

取り敢えずいつもの様な流れが発生しているが問題点はそこじゃない

A))あれ、我が家に伝わる秘薬と言う奴何ですよね…(；・∀・)

先に言うが忍者特有の薬で伝わってるだけであって、別に薬師とかではないよ。我が家は一応、忍者の家系です( ´･ω･`)

雑渡))へー秘薬かぁ〜飲むとどんな効果があるの？

ズズい。と此方に身を寄せる雑渡さんの質問に「秘薬だから秘密です(*･ω･*)」と返そうとしたら

A))「薬を飲んで最初に見た人の言う事を1日何でも聞いてしまう薬」です

アレ？何で口が勝手に本当の事話してんの？？

雑渡))へ〜そうなんだw

ニンマリ笑う雑渡さんのお顔には「新しい玩具が出来た」そんなしたり顔が浮かんでるよ…

A))やっぱり雑渡さんが

生唾を飲み込み雑渡さんを見つめていれば

白目))三(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ

スパぁーン！！と効果音付きで部屋に入って来たのは白目だ。何故か手を挙げているのはどいうことKANA？

白目))お前の煎餅に俺が振り掛けた(´＞∀＜｀)ゝ

正直だなぁ…(；・∀・)

A))……因みに報酬は？てか、どっから現れた？

白目))菓子の詰め合わせ1年分！お前の部屋の前からいえいえー( *ˊᵕˋ)ﾉ→)`▽˙ );､;'.･”

音符マークタップリの白目の顔面を取り敢えず殴り飛ばして見えなくした後、軽く時計を確認。
午前9時。つまり

雑渡))明日の9時までは私の命令は絶対って事だねw

再びニンマリと笑う雑渡さん。

A))何で薬だと分かったんですか？

ジリジリと後退しつつ聞けば

雑渡))君の部屋にある物は薬か木彫りの熊でしょ？

そりゃあそうだけども(泣)！

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