【忍たま】えっ？仕事しろ？いいえ寧ろサボりが仕事です！！！

ちょっとした洗脳…なのか…？ ページ48

結局、目を覚ましたのは夕刻頃。
龍一が寝かせてくれたであろう布団の上で最初に
見たのは知らない家の天井だった

龍一))目が覚めた？

隣から龍一の声に答えようと口を開けるが魚みたいに口を開くだけしか出来ない

龍一))可哀想に…ショックで喋れないんだね…

そっと龍一の手が私の頬に触れる。
…何でだろう？酷く気持ち悪い…

龍一))大丈夫だよ。薬があるから飲んでまた寝ればすぐ治るよ(*^▽^*)

はい。と渡して来たそれを何とか手を動かし口に放り込み飲み込んだ。
うっわ！苦！！例えるならば唐辛子を千本鍋に入れてずっと煮込んで…それは辛い。
つーか馬鹿やってないでマジでニッガ！！

龍一))はいはい。苦いのは分かったから別のお部屋へ行こうねー(*^▽^*)。…あっ言うの忘れてたけどココうちの新居ね

あっやっぱり？ と思いつつドタバタのたうち回る私に龍一は苦笑しつつ私を抱えて部屋を出て何故か地下室へ向かって…えっ？

龍一))ゴメンね。姉さん。…でもその姿もとても可愛いよ

いや、可愛いっておま…誰が好き好んで両手を鎖で繋がれにゃならんのか？！しかも何故裸なん？！

龍一))その薬はとてつもなく苦いから姉さんガチで暴れると折角の新居が滅茶苦茶になるからね(^^)

…笑顔で言うなよ。そんな事…つーか、私はゴリラか何かが！！

龍一))小声)…それにソロソロ邪魔なハエが湧き出てくるから駆除もしないといけないしね

…ん？何だ？今何て言ったんだ？此奴？？
首を傾げて奴の顔を見てみれば 何でもないよ と笑顔で返されたが…微妙に怖いんだけど(⌒-⌒; )

龍一))あっ因みに脱がせたのは僕の趣味だよ。側にちゃんと毛布置いてるから風邪ひかないでね( 'ω^ )⌒☆

…この馬鹿が戻ってきたらぜ、た、…な…ぐ…

龍一))アレ？姉さんもう薬が聞いてきた？いいよ…ゆっくり眠ってね

頭がボーっとして来た…前にもこんな事あったような気がする…眠い(つω-`*)

龍一))姉さん愛してるよ。姉さんも僕の事を愛してくれるよね？

うん

龍一))僕以外の記憶なんて不要だから全部棄てちゃおう

良いのかな？

龍一))これからも僕だけが姉さんの大切な人でしょ。じゃあ要らないよ

そう…だね…要らないよね

龍一))次、起きた時は僕の事だけを見つめてね。僕も姉さんだけが全て何だから

優しい優しい龍一の言葉に力なく頷く。
いい子 と言って私の頭を撫でてくれるけど…何故だろう？龍一よりも他の人達の顔が目蓋から剥がれないや…

燃やすべきか廃品回収に来てもらうべきか……→←包帯男と…

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