▽罠 ページ28
．
部屋に穏やかな空気が流れていたのも束の間で＿…
｢監督は知っていたんじゃないですか！？｣
鬼道の一声で、辺りは静寂につつまれた。
｢……鬼道さん｣
Aは、心配そうに眉を吊り下げ、鬼道を見つめていた。
次に鬼道の口から飛び出してきた言葉は、Aも思っていたことだった。
｢一星が"何らかの組織"から送り込まれたことを！｣
｢いーえ、詳しいことは知りませんよ〜｣
はぐらかすような監督の態度が、Aの気に触ったのか、Aが鋭い、紅く光った目付きで監督を睨んだ。
｢白夜さん、怖いでーす！｣
｢そんなこと知りません。監督……本当のことを…｣
そんなAの言葉を遮るように、今まで口を開かなかった久遠が、口を挟んだ。
｢鬼道、白夜。いかなる理由があろうと、監督に意見するのはチームの規律を乱す行為だ。｣
厳しく、反論の出来ないような言葉をAたちは浴びせられ、何も言えなくなった。
その後、鬼道が監督が潰さないなら、自分たちで潰すと言い出し、誰にも止められなくなった。
鬼道たちが会話を進めている間、Aは部屋の隅で考え事をしていた。
｢(私には何が出来る？……排除？そんなことは出来ない。私は……？)｣
自問自答を繰り返し、Aは迷っていた。
自分には何が出来るのかと。
すると突然、乱雑にドアを開ける音が響いた。
｢全員その場を動くな！FFI管理局の者だ！｣
｢FFIの方が何故ここに…？｣
Aの質問をガン無視し、FFI管理官はズカズカと更衣室に入って行き、次々と選手達のロッカーを開け、荷物チェックをした。
管理官はある選手のロッカーの前で立ち止まった
｢このロッカーの使用者は誰だ？｣
｢俺です｣
すると管理官は選手達に見せつけるように、白いピルケースを出した。
｢(ピルケース？何故ここに薬が？)｣
すると管理官は驚きの一言を発する。
｢これはドーピング効果のある薬 物だな！｣
｢！？｣
メンバー全員が目を見開いてピルケースを見つめている。
｢ドーピング違反により、鬼道有人！
代表選手、失格とみなす！｣
｢待ってくれ！俺はそんなことしていない！｣
｢鬼道さん！｣
｢白夜、後は頼む…｣
鬼道はFFI管理官に連れていかれてしまった。
｢(一星……！)｣
Aは元凶だと思われる一星を鋭い目付きで睨んだ。
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ヒメアミ - 後私の小説「イナズマイレブンオリオンの刻印〜45分間の女神〜」もぜひぜひ読んでください、そしてアドバイス下さい！あ、宣伝になってしまった…スミマセン、消してもいいですよ 読みに来て下さい！(しつこすぎるわ) (2019年10月9日 18時) (
レス) id: 5051fc0763 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - 面白いです！！どうやったらそんなに上手くかけるのやら…私も小説をここに登録していますが、憧れる作家さんがここにはいっぱいいます！ (2019年10月9日 18時) (レス) id: 5051fc0763 (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜(プロフ) - 千本桜さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2019年4月20日 13時) (レス) id: 41b7193153 (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜(プロフ) - ルミナスさん» ありがとうございます！みなさんのコメントが活力になります。 (2019年4月20日 8時) (レス) id: 41b7193153 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナス - スランプなんて気にしないで頑張って下さい！ (2019年4月19日 7時) (レス) id: e95920caaa (このIDを非表示/違反報告)
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