今日もオオカミくんはドSなようで。【Fischer's】

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入学して、2ヶ月程経つと、
一学年全体の合宿がある。




教師いわく、これからのこの学年の団結力と
判断力を補うためだと、言っていた。





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クラスの女子たちがキャッキャしながら

どの男誘う〜？なんて話してた。




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勿論、アイツのせいで、一躍有名になった
私にも、キラキラとした友達はいた。




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アンタは面白いからいい！！というわけわからない理由で、仲良くしてくれてる。



それがどんな理由であれ、仲良くしてくれる人がいるのは、 幸せなことだ。






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その子が、振り向いて私を見つめる。


A「 っ、、なに、、？！ ユキナちゃん」





聞こえてないだろうこの小声でそう言うと、









ユキナちゃんが口パクで


一緒に組むでしょ？と言ってきた。




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組まないわけないよね？な、


視線でにやにやしながら言う。

コクンコクンと頷くと


っしゃ！きまり！というキラースマイルを向けてくる。




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女子は最高3人

男子は最高4人、 で組むこと。と決められていた。



その各男女グループ同士をくっつけて、一つのグループとする。というものだった。






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ユキナちゃんとわたしは、




「 2人でいいよね 」

A 「 うん 」






と他のキャピキャピした、いわゆる女子だぞっ！



な子と組む気はなかった。


ユキナちゃんは、キラキラしてて、



みんなからの人気者だけど、少し男っ気があって、


パワフルとクールが混ざった感じだった。


そんな性格のおかげか、

わたしはユキナちゃんに気を使うことは減った。




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先生が、
じゃあ、男女組んでくださ〜い！



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と言った時、私達2人は、男に興味が無いからか、





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「 余った人たちでいいよね〜 」

って、話していた、その時だった。





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後ろで、たっかい女の声が聞こえた。

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