今日もオオカミくんはドSなようで。【Fischer's】

STORY 19 ページ19

.




シルク「 っっしゃああ！！ゴール！！ 」




体力に一番自信ある諒が、

スタンプを集めてきてくれて、
なんとか全員でゴールの広場に到着することが出来た。





A「 あー。疲れた〜 」



「 疲れたね〜、まだ時間あるっぽいし、あそこの日陰で休もう？ 」




A「 そうだね、そうしよ！ 」





木の根本に行きよいしょとユキナちゃんと二人で座る




その奥で人が話す声が聞こえた。




「 なに？こんな人がこなさそうなところ呼んで」


あ、この声っていつもうるさい男子の声？


ユウマくんじゃない？といつもからかってくる1人の男の子の名前が頭に浮かんだ。




そう思って声が聞こえる方を覗いたら

部屋が同じだったミサトちゃんと、そのいつもうるさい男子ユウマくんが見合ってた






ミサト「 わたし、、なんて伝えようか考えたんだけど、うまく言葉出てこなくて、、でも時間頂いてるからちゃんという。


ユウマが好きなの。だからっ、、そばにいて欲しいなって 」





ミサトちゃんがあんな表情をして

勇気を振り絞ってたのを初めて見たから、

見入ってしまった。




「 ゴメン。 俺お前のことそんなふうに見えねーし、

俺好きなやついるから無理。 」




そういって、ユウマくんが去っていくのを見た。


小さく震えるミサトちゃん。

あんな状態1人じゃ嫌だよね。って思ったら身体が勝手に動いてて、


「えっ！A？！どこいくの？！」

なんていうユキナちゃんの言葉も遠くに聞こえた。







.






A「 ミサトちゃん。 」




A「 泣きたいなら私の胸貸してあげる。 」





って、ミサトちゃんに近づいて抱き締めてた。



.

STORY 20 - 9/14 ↓→←STORY 18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す