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27の隣 ページ30

『…お待たせしました』

あえて名前を呼ばずに、坂田くんに話しかける。


「!今来たとこやで。今日は来てくれてありがとう」

『…ううん』

「えっと…じゃあ、どっか入ろっか?」

『…ごめんね。悪いけど長話するつもりはないから』

「わ、わかった」


最低、だな。

坂田くんに好きだと伝えて、

振り回したのは私なのに、こんな対応最低。

そんなの分かってる。


『それで、どうかしたの?』

「え?」

『話、あるんじゃないの?』

「え、あ、うん。そう」

目を右往左往泳がせて彼は答える。




そう、本来は逆のはずだ。

私が呼び出して話がある側。


なのに、そうではないのは、私が彼を突き放すような言葉を投げたからだ。

彼が私を呼び出した理由はなんとなく分かる。

(雪のお節介、だろうな)


会って数分

一定の距離を保ったまま大した言葉も交わさず、

ただ立ち尽くす2人。

これは周りにはどう見えてるんだろう?


そんなどうでもいいことを頭の端で考える。


…これは、彼から逃げているだけだ。


そんなこと、分かっているんだけど…


最低でも、嘘をついても、傷つきたくない。

どうしても怖い。


嘘をつきたくない、

なんて思ってたこともあったのにね。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , あほの坂田   
作品ジャンル:恋愛
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沖瀬アオ(プロフ) - さくさん» わぁぁありがとうございます(;;) その後ですか…!?また考えてみようと思います。ありがとうございます(*´˘`*) (2019年6月14日 20時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです!終わってほしくない!その後話が欲しいです…! (2019年6月5日 1時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - 玲雨さん» ありがとうございます(*´˘`*)大好きですか!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月18日 0時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!ほんとですか!?ありがとうございます(> <)めちゃくちゃ嬉しいです!!次回作も頑張ります! (2018年8月17日 23時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - わたあめさん» わわわありがとうございます!(*´˘`*)お待たせしました!そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです! (2018年8月17日 23時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖瀬アオ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月26日 19時

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