シスコンな兄とツンデレな妹とその仲間達part2【浦島坂田船】

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『さかたーん！！』

走りながら声を出せば、こっちに気づいて手を振ってくれるさかたん。

私はそのままの勢いで抱きつく。

坂｢わっ！｣

さかたんは驚きながらもしっかり抱きとめてくれる。

『さかたん、遅れてごめんね』

坂｢全然ええよ〜。今来たとこやし｣

(さかたん優しすぎ…絶対待ってたのに)


坂｢でも、みっちゃんが遅れるとか珍しいね？なんかあったん？｣

『お兄ちゃんに止められた』

坂｢あぁwwセンラも相変わらずシスコンやなぁ｣

『ほんまあの過保護どうにかしてほしい…』

坂｢けど、そういうセンラが好きやろ？｣

『…そ、そんなことないもんっ』

坂｢分かりやすww｣

って言いながら私の頭を撫でる。


図星？んなわけないでしょ。


『もう、さかたん！！』

坂｢ごめんって。じゃあ、行こか？｣

私は頷いてさかたんと離れると、並んで歩き出した。

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