シスコンな兄とツンデレな妹とその仲間達part2【浦島坂田船】

番外編「七夕」�� ページ13

今日はさかたんとショッピングモールに来てる。

今日は買い物じゃなくて、映画を見に来た。

『まだ時間あるね』

チケットの購入を済ませて、さかたんとぶらぶらショッピングモール内を歩く。


坂｢せやな〜。あっ！みっちゃんあれ書こーや！｣

『え、ちょっ！！』

さかたんに手を引かれて、駆け足になる。

さかたんが指さしたのは

『あれって…』

七夕の笹と短冊。

(今日、七夕か…)


子どもの時はよく書いたり、お菓子もらってたりしたから楽しみにしてたけど

大人になると、全く意識しなくなった。


坂｢みっちゃん、書こ！！｣

といつの間にか必要なものを取りに行ったようで、短冊とペンを持っている。

『えぇ…まぁ、いいけど…』


今更書くこともないし、書いたからといって叶うわけじゃない

なんて子どもの夢を壊すようなことを思った。

けど、

(たまにはそういうのもいいかな)

私はさかたんから、短冊とペンを受け取った。

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