シスコンな兄とツンデレな妹とその仲間達【浦島坂田船】

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前回までのあらすじ(あれ、これこないだも書いたな)

誤解が解けました。

(よし、誤解解けたね！やったね！やっと終わったよ！！)

私は一息ついた。

セ｢もう話してもいい？｣

『え？あぁ、うん』

(律儀に聞いてくるとか…さすが我が兄)

セ｢言っとくけど、絶対志麻くんなんか認めへんからな｣

『…へ？』

(その話持ち出す！？！？いや、迂闊に付き合いたいとか言った自分のせいか…)

志｢センラさんになんの権限があんの？なぁ、A｣

と微笑んで私の肩に手を置いてくる志麻兄。

頼むからやめて欲しい。

『えー、あー、うん、ソウデスネー』

私は志麻兄の手を払いながら言う。

セ｢え、何、Aほんまに志麻くんと付き合うん！？｣

『え、あ、いや…』

志｢え、付き合ってくれへんの？｣

『え』

(これは…ふざけてるの？ガチ？どっち？)

2人に板挟みにされて逃げ場がない。


こういうときに限って、佳奈と結衣は黙ってる。

なんか話してよ！？


セ｢A｣

『え、あ、はい。大丈夫です』

セ｢何が｣

『…志麻兄と付き合うつもりはないです』

志｢えぇ…俺はAみたいな脚キレイな子歓迎やで？｣

『志麻兄今だけ大人しくしといて。頼むから。後で構うから！』

(今はお兄ちゃんの機嫌取りが先や。今日の晩御飯が終わる。あ、待って。私が作るんやん…じゃあ、明日の朝や)

セ｢ほんまに？｣

『本当に。お兄ちゃんに嘘ついたことはない』

セ｢…｣

これは事実。お兄ちゃんに嘘をついたことはない。つく必要もないし、つくような理由もないから。だけど、これだけでは足りないらしい。

…まぁ、隠し事はあるけどね！

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