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主人公side
『はぁ……』
こんなに、私の兄は頭が悪かったでしょうか。
いや、昔から成績は良くとも、頭は悪い人やったけども。
朝からそんな叫び声あげてる人はやはり、変人としか言えない。
こんな人が兄とは…
思わず、頭を抱えてしまう。
セ｢あれ？んん？あんまり効果ないなこれ。えぇ、どないしよ。うーん｣
『とりあえずこの冷たい水でもいかがですか！！』
セ｢え？っぐ！？｣
もう見ていられなくて、強行手段。
先程お兄ちゃんが飲まなかった水の入ったコップを手に取り、そのうるさい口に突っ込んだ。
セ｢っ…！！！げほっげほ…殺す気か！？｣
べ、と舌を出した後、ぷいと顔を背ける。
『お兄ちゃんのお望み通り起こしてあげただけやん。感謝するべきちゃう？』
セ｢こんな起こし方あってたまるか！｣
『じゃあ一生眠っててもよかったん？私はそれでもいいけど』
セ｢それ死んでるし…俺の事そんなに嫌い…？｣
『…』
めそめそめそめそ、いつも以上に今日は随分と弱気なようだ。
良心がつきりと痛む。
セ｢…って、あれ。俺目覚めたんや…？｣
『頭大丈夫？』
セ｢混乱しててそれどころじゃない｣
寝起きで頭の回ってないお兄ちゃんは、首を傾げている。
一連のやり取りを夢だと思い込んでいたのだから、混乱していて当然だ。
正直、あれが現実だと気づかれる前に去りたい。
『とりあえず寝たら？昨日ライブやったんやし、疲れてるやろ』
セ｢え？あ、あぁ、うん｣
『私は部屋に戻るから。じゃ、寝るならおやすみ』
セ｢お、おやすみ…｣
逃げるように部屋に入った。
(いや部屋に入るだけじゃ意味ないよな…家から出たい。
かといってどこ行く？佳奈…はさっき2度寝するって言ってたし、
結衣は今日バイトだったような…)
・ ・ ・
(よし、志麻兄の家行こ！志麻兄なら寝てても入れてくれるやろ！)
善は急げ。
荷物を整理すると、そーっと部屋を出て玄関まで早足で向かう。
そして、ドアノブに手をかけた。
セ｢A！！｣
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響 - 一気読みしました！夢主ちゃんのツンデレが…可愛いでs(((殴 無理にとは言いません！更新頑張ってください！ (2022年7月25日 13時) (
レス) @page23 id: 1c710ce71c (このIDを非表示/違反報告)
沖瀬アオ(プロフ) - ちょこ様、月奈様、りぃ様、まとめて、年単位でのお返事失礼します。更新のない期間もお読みいただき、またコメントをくださりありがとうございますm(_ _)mとても嬉しかったです！またお会いできましたら幸いです。皆様に幸がありますように。 (2022年4月3日 22時) (レス) id: 00361730dc (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 最近読み始めて、一気読みしちゃいました！wめちゃくちゃ面白くて、読んでて飽きないので更新してくださいいいいいい←待ってますね！お願いです(ﾟ∀ﾟ)！ (2020年5月29日 12時) (レス) id: 9cafc3556e (このIDを非表示/違反報告)
月奈☆ - この作品好きです。無理なお願いだろうけど戻って来てください！いつでも待ってます！ (2019年11月12日 21時) (レス) id: 7adf06b72d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年11月4日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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