Story9 ページ10
Side dt
翔太がお風呂に入っている間に蓮を寝かしつけた。ソファーに座ってまた蓮のことを考える。すると、俺の後ろから腕が伸びてきてそっと俺を抱きしめた。
nb「涼太、どうした?」
dt「蓮のことなんだけど、、、」
俺は思いをすべて話した。翔太は俺の隣に座って話してる間ずっと俺の手を握ってくれていた。
nb「じゃあさ、幼稚園に連絡してこっそり蓮の様子を見せてもらわない?」
dt「幼稚園側がいいならそうしたい。」
次の日、幼稚園側に連絡をし許可をもらったため見学に行かせてもらうことになった。本当は翔太も行きたかったらしいが大事な会議が入ってしまったため俺ひとりで行くことになった。
そして見学当日、いつものように蓮を送り出した後、自分も家を出る準備をした。タクシーを呼び幼稚園まで向かった。着くと校長先生が玄関先で出迎えてくれ、蓮のクラスまで案内してくれた。
校長先生のあとに続いて歩く。けっこう大きい幼稚園なのでクラスまで遠い。その間、蓮が本当に除け者にされていたらと思いドキドキしていると校長先生が
「渡辺さん、そんなに緊張されなくても大丈夫ですよ。蓮くんはみんなに人気なんですよ。」
dt「は、はい。」
「着きましたよ。」
と言われ、恐る恐るそのクラスを覗いてみると人だかりができていた。その人だかりはほとんどというか全員が女の子で中心にいたのは蓮だった。
dt 「えっ!ええ!?」
蓮は女の子に話しかけられても塩対応でずっと他のところで固まっている男の子たちを見ていた。
担任の先生や校長先生にお礼を言い幼稚園を後にした。我が息子ながらイケメンだと思う。友達もいないわけじゃなさそうだし、、、。
どうしてだろう。
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
血恐 政宗 - 尊い (10月21日 16時) (レス) @page3 id: 0423cd7255 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:荒木 | 作成日時:2023年6月22日 21時