Story6 ページ7
Side nb
蓮が家に来てから涼太の様子がおかしい。いつもぼーっとしているし、明らかに睡眠不足そうな目の下のクマ、些細なことですぐ腹を立てたり、ご飯をよく残すようになったり、笑顔が少なくなった。全てが涼太らしくない。
さすがにやばいと思い、週末、涼太にいつも頑張ってくれているお礼にと俺が蓮の子守りを代わることを提案した。
dt「本当に大丈夫?」
nb「おう、蓮のことは俺に任せてふっかと佐久間と楽しんでこい。」
dt「分かった。ありがとう。じゃあ、行ってきます。」
nb「ん、行ってらっしゃい。」
涼太は少し肩の荷が降りたようなホッとした顔で出かけていった。
涼太が出かけて少し経ってから俺も蓮を抱っこ紐で前に抱き上げて出かけた。
休日の昼のカフェは混んでいて座って照と阿部を待った。育児を俺よりも長く経験している彼らなら何かわかるのではないかと思った。
iw「おっ先に来てんじゃん。ごめん、待たせた?」
ab「翔太ー、、、と蓮じゃん!可愛い〜!」
nb「ぜんぜん待ってないから大丈夫。」
2人がいろいろと注文した後、本題に入った。
ab「それで、今日はどうしたの?」
nb「実は、涼太のことで、、、」
俺は涼太がいつもと違うことを話した。
iw「それ、産後鬱だよきっと。俺、ふっかが出産した次の週から出張続きで家を空けちゃって舘さんと同じような感じになってさ、無理させてたんだなって反省したよ。」
ab「佐久間もなった、舘さんほど重症ではないけど、多分みんな頑張ってるからそうなってしまうんだよ。きっと今日、翔太が蓮の子守りを代わってくれるって言ったとき救われたんじゃないかな。」
俺はいつの間にか涼太に負担をかけすぎてしまってたみたいだった。
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血恐 政宗 - 尊い (10月21日 16時) (レス) @page3 id: 0423cd7255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:荒木 | 作成日時:2023年6月22日 21時