これから。 (ページ4)

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正直、限界だった。

nb「､､､ったら､､､れよ､､､。」

dt「ごめん、今なんて言ったの？」

nb「だったらやれよって言ったんだよ！俺だって仕事して毎日ヘトヘトだし休みてぇよ！なのに涼太は､､､涼太は､､､」

　べつに泣きたくないのに涙が止まらない。

dt「ごめん翔太気づいてあげられなくて､､､」

　そう言いながら近づこうとする涼太から距離をとった。

nb「お前ずりぃよ。謝ったらそれで事が済むと思ってるだろ。涼太だって言いたいことがあんならはっきり言えよ！」

　涼太は俯いた。少しして大きな涙が床に落ちた。さすがに言いすぎたと思い、俺は涼太に近づいた。

dt「俺だってさっきまで吐き気が酷くてやっと何か食べようってなったんだよ。べつに休んで楽してるわけじゃないし、翔太が毎日疲れて帰ってきてるのだって知ってる。だから、少しでも心配させないようにって思って､､､それが翔太から見て不快だったなら、ごめんなさい。」

　そんな､､､俺、最低だ。涼太がそんなこと思ってたなんて、まだまだ涼太のこと分かってなかった。

nb「涼太､､､ごめん。俺、何も分かってなかった。俺のためにもがんばってくれてる涼太が大好きだよ。ごめん、いつもありがとう。」

dt「俺のほうこそごめん。大好きだよ。」

　そう言って抱きしめ合った。俺と涼太の間にいる新しい命。これからも涼太のこともこの子のことも大切にすると改めて決意した日だった。